5.0
さすが池田先生
西洋の歴史ものの第1人者である池田先生。
もちろんヨーロッパの時代物も素晴らしいのですが、こんな日本のお話でも素晴らしい才を見せてくれます。
時代考証はしっかりしているし、女性の奥深い心理描写も見事です。
最近の大○ドラマを見てるよりも、よっぽど見ごたえがあります。
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23547位 ?
西洋の歴史ものの第1人者である池田先生。
もちろんヨーロッパの時代物も素晴らしいのですが、こんな日本のお話でも素晴らしい才を見せてくれます。
時代考証はしっかりしているし、女性の奥深い心理描写も見事です。
最近の大○ドラマを見てるよりも、よっぽど見ごたえがあります。
はじめはアニメから入り、その後原作本、そして漫画へ。
登場人物が、イケメンぞろい。そして、みんなキャラ立ってます。
渋谷有利、グウェンダル、コンラッド、ヴォルフラム、ギュンター、村田健、ヨザック等 色んなタイプの男性キャラがそろってますので、誰かは必ず好みのタイプはいると思います。
ストーリーも、人間界から突然マ界に流されて、知らぬ間に王位継承者になってしまい、試行錯誤しながら必死でマ王業をやろうとする。様々な人たちとの出会いや触れ合いを経て、自分も周囲の人たちも温かで素敵な関係にしていく。
そんなマ王・渋谷有利くんの成長物語でもあります。
まだ、成長途中にある悟空の無邪気さ、愛くるしさ。
それがフルカラーで生き生きと描かれています。
ドラゴンボールもちゃんとその意味を持って存在しています。
この頃の雰囲気が好きです。
相変わらずマチ姉さんの新解釈おとぎ話は、予想のはるか斜め上をいってますね(笑)
可愛らしい線で描かれるキャラ、安堂先生の古今東西の物語の造詣の深さ、巧みなオチ。
読んでいると自分も知識が深まる気がします。
初代のジョジョは、いかにもイギリス紳士といった誇り高く、気高いキャラでした。
その孫にあたる2代目ジョジョ(ジョセフ)は英国出身ながら、アメリカの水の方が合っていたのか、陽気で軽妙洒脱。
でも、エリナばあちゃんはじめ、スピードワゴン、スモーキー、スージーQなどから可愛がられ、慕われ、どこか憎めない愛すべきキャラの主人公でした。
カラーで見ると、よりいっそうキャラが生き生きと、躍動感を持って迫ってきます。
加えて、キャラクターデザインの可愛らしさ、画力、配色の見事さ。
どれをとっても一級品です。まったく古臭さを感じません。
本当に稀有な才能でした。
さくらももこさんとはほぼ同世代だったので、あ~、わかる! うんうん、そうだよね~、あった、あった、懐かしい
と読みながら、共感しまくりでした。
そしてまるこちゃんの、可愛らしさ、幼さ、したたかさ、たくましさ、などにもわが身を重ねたり、濃ゆいキャラのクラスメートたちに、かつての級友たちの面影を重ねました。読んでいて、童心を思い返せる漫画です。
素朴な線で描かれる動物たちの愛くるしさ。
首をかしげて〝いじめる?”と問いかけ、”いじめないよぉ”と返す会話のあざとかわいさ。
でも、そのキュートさの背景にある、どこかシュールな笑いがこの物語を子供だけでなく大人も魅了するのだろう。
だが、ただ素直にいがらしみきお先生が描く動物たちの絵に癒されていればいいのかもしれない。
同じ作者の「コボちゃん」が子どもが主人公で、優しく微笑ましい作風なのに対して、
こちらはサラリーマンが主人公の為、すこし、笑いに毒があるように感じます。
ですがこの画風なので、どこか飄々とした、憎み切れない笑いを誘われます。
4コマ漫画を描ける人は、本当に頭がいいのだと思わされます。
作者の安堂友子先生の幅広い知識に脱帽です。
古今東西の昔話、おとぎ話、伝説を勝手にアレンジして、弟に読み聞かせ。
こんなに面白くアレンジしてくれるなら、私もマチ姉さんに読み聞かせてほしいです。
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春日局