johnlisaさんの投稿一覧

投稿
140
いいね獲得
19
評価5 53% 74
評価4 41% 58
評価3 5% 7
評価2 1% 1
評価1 0% 0
11 - 20件目/全102件
  1. 評価:5.000 5.0

    大和先生の平安絵巻

    あの『源氏物語』を現代によみがえられせてくれて、ありがとうございます!
    古典を学ぶ上で文字だけでは解らなかった部分を、美しく丁寧に描いて下さったので、よく理解できました。
    源氏物語絵巻では引目鉤鼻で描かれていた男女が、この漫画の中ではそれぞれ個性豊かに、違う美しさで輝いてます。
    また、大和先生の独自の解釈でキャラを掘り下げてくれたり、原作では描かれなかった出会いの場面の補完など、
    少女漫画の醍醐味が味わえます。
    着物、調度品、内裏、自然など細部の描き方も素晴らしい。
    美しくも哀しい愛の物語、そんな世界を生きねばならない女性たちの姿を、ぜひ堪能してください。

    • 1
  2. 評価:4.000 4.0

    名前のセンスがすごい

    ネタバレ レビューを表示する

    奇面組はじめ、○○組の数々、そしてそれに属するメンバーたちの名前の面白さ。
    (個人的には宇留千絵、伊狩増代、春曲鈍、ナンシー・トルネアータが秀逸だと思いました)
    多くの登場人物がいるにも関わらず、新沢先生は、キャラをちゃんと描き分けて、個性を際立てせてます。
    毎回1話完結のギャグ漫画ですの気軽に読めます。
    このままみんな高校生のままずっと物語が続いてゆくのかな、と思いきや、まさかラストであんなオチで終わるとは!
    結末は自分で読んで確かめてみてください。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    細野先生のライフワーク

    あらゆるジャンルを描き、そのどれもがハイクオリティの作品を生み出してきた細野不二彦先生。
    40年以上も第一線で活躍され、コンスタントに作品を発表されているのが驚きです。
    そんな細野先生のライフワークともいえるのがこの「ギャラリーフェイク」
    美術版の「ブラック・ジャック」ともいえる痛快な面白さ。フジタの切る啖呵にはスカッとします。
    長期連載ゆえに、時に世相を反映した話もあり、時代を一刀両断してます。この作者の社会を見つめるまなざしは、鋭く、厳しく、そして温かい。絵画、彫刻、宝石、書道、香水、楽器、おもちゃ、人形、時計etc. 様々なものに価値を見出し、それをいとおしむ人たちの姿を描き、いつしか読んでいるこちらも、美術に関する知識が増えてゆきます。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    ケンシロウの孤高な姿に惚れます

    ネタバレ レビューを表示する

    約30年ぶりに再読しました。今読み返しても、画の迫力、よく練られたストーリー、魅力的なキャラに、夢中になって読んでしまいます。荒廃した世の中で拳法を正しく用いようと思っても、それが許されない。果たしてケンに安らぎの時は訪れるのか。バッドとリンの存在が、心のオアシスです。週間漫画ゆえ、人気作品だったゆえに、長期連載となり、ケンシロウの前に次から次へとあらたな強者が現れ、最後まで孤高な生き方を貫いてました。ですがそれもまた、彼らしくて惚れ惚れします。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    アニメよりも毒があるね

    ネタバレ レビューを表示する

    掲載されていたのが青年漫画誌だったため、お子様向けのアニメ版よりは〝毒”があります。
    でも、それゆえに大人の鑑賞に応えられたのかなと思います。
    子どもの視点を通して描かれる、大人の姿の滑稽さ、狡さ、哀しさ、おかしさ。
    作者の大人と子どもへのいとおしみが感じられる漫画です。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    女の園のドロドロ

    ネタバレ レビューを表示する

    女だけの世界って、一見美しいけれど、陰険で、足の引っ張り合いがあって、嫉妬が渦巻いています。
    それをこんなに麗しい絵で描いて下さるなんて、やっぱり池田先生はすごいですね。
    登場人物も宮様に薫の君にサンジュスト様、と正に少女漫画の王道のようなキャラばかり。
    読者は奈々子の気持ちに同化して、ひたすら羨望の目で眺めるだけ。
    そう、女の世界のドロドロは、離れて見る分には楽しいです。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    みんな個性が凄い!

    この漫画、もっと硬派かと思いきや、初期はこんなにギャグに溢れていたのですね。
    笑いました。そして、キャラがみんな濃い! 〝江田島平八である”、の塾長をはじめ鬼ヒゲや、富樫、虎丸、秀麻呂など個性豊かな面々が繰り広げる男塾の日常。そんな中で主人公の剣桃太郎が唯一の常識人。ですが、あのメンツの中で、しっかり筆頭としての存在感を発揮する高スペックの持ち主。惚れ惚れします。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    自然の描写が秀逸

    父が釣り好きのため、全巻家に揃えていました。読んでみると、矢口先生の釣りや魚に対する知識の深さ、そして人間や自然に対する愛が伝わってきます。三度の飯より釣りが好きな三平くんの無邪気なキャラ、ジンはじめとするよきライバルたち、そして三平を温かく見守るおじいさんや魚紳さんたち。美しい自然と身体の伸びやかな描写に魅せられました。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    お酒には気を付けねば

    ネタバレ レビューを表示する

    酒の失敗で、ひょんなことから年上女性と入籍することになった大学生・所洋景くん。
    中学生・高校生・大学生の娘がいて(すべて父親が違う!)、そんな4人の女性との同居生活。
    何とか入籍を阻止すべく、3千万をかき集めようと涙ぐましい努力を重ねる。
    彼を取り巻く周囲の人たちもバラエティに富み、捨てキャラが1人もいない。
    そんな粋で愉快な人間模様を描き切る、一条先生はやはりすごいです。
    それにしても、ラストページを読むと、やはりお酒には気を付けなくては、と思わされます。

    • 0
  10. 評価:5.000 5.0

    傑作です

    ネタバレ レビューを表示する

    現代の外科医・南方仁が、タイムスリップで138年前の江戸に現れる。
    その市井に生きる人々の病や怪我を、自らの技術や最新の知識、そして周囲の人たちの協力によって治していく。
    人々の賞賛を浴び、彼の名声は高まるが、時に救えなかった命もある。そして命とは、医者とは何かを自らに問いかける。
    とても丁寧に、歴史上の史実や人物を絡めながら、命の大切さを描いています。
    幕末ですのでまだ厳しい身分制度が残っていましたが、武士であろうと、貧しい長屋の民であろうと、仁先生の前では等しい患者であり、彼は患者を救うために尽力する。真の医療ー仁ーについて考えされられました。はっきり言って傑作です。

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています