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悪役令嬢?愉快令嬢では!
破滅回避のため、斜め上対策を邁進するカタリナ・クラエス公爵令嬢。
余りにも見当違いな努力故に、多くの味方や好意を受け取るハメになります。
しかし、鈍感なカタリナは、イマイチ相手の好意がわかりません。
カタリナを巡って繰り広げられるハチャメチャな大騒動がとっても楽しみで日々の癒しです。
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50750位 ?
破滅回避のため、斜め上対策を邁進するカタリナ・クラエス公爵令嬢。
余りにも見当違いな努力故に、多くの味方や好意を受け取るハメになります。
しかし、鈍感なカタリナは、イマイチ相手の好意がわかりません。
カタリナを巡って繰り広げられるハチャメチャな大騒動がとっても楽しみで日々の癒しです。
公爵令嬢レオンティーナは、前世でのバッドエンドを回避するため、皇帝になると云う目的を掲げます。
目的のため、前世の失敗や障害を幼い頃から克服する努力を続けています。
幼い姿に似合わぬ手練手管にギャップを感じつつ、努力を怠らない前向き姿勢は自然と応援したくなりますね!
王子の身分違いの恋を成就させる国家的ミッションに加わってしまった公爵令嬢メリアローズ。
悪役令嬢をノリノリで演じるも、素がチラチラ顔を出し、ターゲット令嬢は、メリアローズの皮肉を素直に受け止めて納得したり、イジメるつもりが、肩透かし状態。
さてさて、どうなりますことやら?
成り行きで妃になってしまったシンデレラの姉アデリーナ。
王子アレクシスは、彼女の名前が覚えられず、毎回違う呼び名で話しかけてしまいます。
そのため、彼が自分へ向ける好意を素直に受け取れないヒロイン。
アレクシスが自分の名前を間違う度、アデリーナは冷めた気持ちになり、仮初めの妃と云う想いを強く持つのですが…。
二人の想いが交差し合う日は、かなり遠いそう。
ヒロイン・アビゲイルは、天然でマイペースぶりを発揮し、堅物で冷酷と云われる夫・ジェラルドさえあっと言う間に虜にしてしまいます。
彼女は、元魔王だから過去の恨みに執着しないし、食べ物さえあれば充分幸せと思える存在だから怨讐を軽く超えて生きていけるんですよね。
アビゲイルを大事にする人々は、彼女のそう云うところをこよなく愛しているし、守っていきたいのでしょうね。
最初に驚いたのは、貴婦人が夫となる人物をアンタと呼んでいる場面でした。
これは、ドレスを身にまとった弱々しい貴婦人物語では無い!とアピールされている感じでしたね。
案の定、ヒロインは魔法も使えるし、魔獣退治にも出掛ける活動派!
しかも気は強いけど純情で可愛らしい性格です。
敵同士の婚姻で疑心暗鬼な両家の間で、ヒロインは夫と協力し架け橋になることが出来るのか?
今後の展開が楽しみです。
ヒロインは、お茶ヲタク。
お茶を愛し、様々なお茶を追求して止まない娘さんなのです。
手違いで後宮入りになってしまう成り行きも某作品と被っていますが、全く違う雰囲気があります。
やはり、お茶と云う題材の違いなのか、まったりする空気が漂う癒し溢れた物語ですね。
お淑やかさなんて何処かに置いてきました。
従順さ?それに何の意味がある、と云ったヒロインが爆誕!
こんな痛快なヒロインが、あったでしょうか?
赤ん坊から始まるヒロインの成長物語が、長く退屈に感じられるかもしれませんが、成長するにつれて隠されてきた謎が解けてゆく面白さは格別です。
スローな展開もまた良いものです。
ぽっちり体型に性格が悪いとくれば、嫌われ者になる可能性が大だけど、心を入れかえたヒロインが健気に頑張る姿は、誰もがエールを送りたくなります。
見た目に惑わされない婚約者にも、凄く好感が持てて、二人の未来が幸せになるように見守りたくなりますね。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…