4.0
実を結ぶ前の花は、切なくて、愛おしい
狂おしいまでの愛の物語、だと個人的には思う。
「親友」を自分の手で殺めたという女子学生。
戸惑う大人達。
淡々と切々と、刹那のごとき彼女らの心象風景。
汚く醜い大人達の暴力に曝されながらも、雪景色の中、美しい映画の一画面のように描かれていく。
助けてくれない周囲、助けを求められずに足掻く彼女達のある種の情念のような想いは「愛」と呼んで良いのではないだろうか。
まだ途中、事件の概要はこれから証されていくのだろうが、結末まで見届けたい。
生を終えるまでの徒然なる日々に
あだ花を咲かすことを役割とした生しかない彼女らを焼き付ける忘れることの出来ないこの物語のラストが少しでも救いがあることを祈るばかり。
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adabana 徒花