5.0
働く大人の恋の行方
実在しているけれど、少数派な大人の恋の行方ですかね。
作家、編集者、同性に魅力を感じる人。確実に存在しているけれど、数は限定的。そういった人たちの日常が、淡々と描かれています。警察が介入するような、大きい事件は起きないけれど、決して平坦というわけでもない。悩んで、寄り添って、振り回されて。疲れ切って諦めかけたときに、不意にもらった物を、迷わず受け取ってしまう、その心やいかに。
大人の恋は、一見穏やかで、その実深いです。
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兼松先生、美味しゅうございますか?