5.0
悲痛な1度目、幸せな2度目
レナートは、自らの右腕とも頼む女性秘書官を、目の前で失った。レナートを狙う鉛の玉から守るため、その身を差し出したのだ。彼女は息を引き取る間際、氷と称されたその頬に微かな笑みを湛えた。必死に抱き上げるレナートの耳に、微かな声が届く。「レナート様」名前で呼ばれたのは、後にも先にも、この1度だけだった。
衝撃的な導入から一転。ループして2度目の人生は、ふたりは無事に幸福をつかむべく、それぞれに行動を起こしてゆく…。
1度目の人生から、密かにレナートを慕い続けたヴィクトリア。2度目の人生ではレナートと結ばれて、幸せになるるため行動しようと意気込むが…。なぜか「自分磨きしかしていない」と振り返るイージーモードの日々に。でも、本来貴族の令嬢って、そういう存在なのですよね?
一方でレナートは、ヴィクトリアの兄と親友でありながら、家に遊びに来る話を断って来る。それなのに訪問して来た、その理由は…。
レナートと、彼の契約精霊のシエル、ヴィクトリアの契約精霊キーラの関係が、意外と重要でした。結局キーラって、どういう精霊だったのでしょう?時の精霊って、みんな偉いのかしら?キーラが偉いのかしら?物語ラストを見る限り、(レナート相手に限り)かなりの武闘派のようでしたが、魔力の少ないヴィクトリアの何を気に入ったのだろう?何だかそれだけ謎が残りました。
美しい作画と、緩急のあるストーリー展開で、読み応えのある作品だったと思います。
全話無料ありがとうございました。
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鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか?