結婚商売からその先へ。未来がこんなにも光に満ちてイメージされるラスト。
マルソー似は口ですか?お嬢様!
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結婚商売からその先へ。未来がこんなにも光に満ちてイメージされるラスト。
マルソー似は口ですか?お嬢様!
感動シーン。ジーンとする!
一瞬だけイメージと違うしたたかカトリーヌ。
本編登場時のカトリーヌ、あたふたしてまわりの女性達に圧倒されてたのは城で慣れてなかったから?
下女アントは芝居うまくてさすがに見抜けなかったとか?
リフタンは第一部最後のほうから、チッが少なくなっている。
一回めやり直した直後は自分が生き残るのに必死。そのために子どもや力が必要。
やがて、愛する人達と領地が幸せにならないと生きている意味がないと気づくビアンカ。
穏やかな日々がきて最愛の夫との子どもが授かり、さあっていう時の…!
あの天使の姿は愛する本質を知らないかつての自分。だからあの人の姿。
一回めのやり直し直前、ザカリーの姿の天使に切った啖呵がよみがえる。
人との絆の素晴らしさ、物語の深さ、服飾の繊細さとか、壮大、幸せ、仲間愛、絵の美しさ、政争、いろいろ表現してきた作品。
でも、一番強いメッセージは奇跡とともに読者一人ひとりに伝えられたのだと思う。
足りないことを自覚していても、前に進む勇気を。
結婚商売と言われたしきたりを、終わらせた物語だったのですね。
オデリー陛下の傍らにはあの騎士がいて、結婚や恋人を超えた強い絆を象徴。
ガスパルとイボンヌは身分を超えて2人の愛情だけで決めた結婚を象徴。
アレックがイボンヌの語りを聞いた時、第一皇子の息子はザカリーがヴァンサンと暮らし始
めた歳くらい?カスティア出身の妃もそのくらい?
大陸統一って、壮大な物語になりそう。オデリー陛下の英断が左右する?
最後のコマは銀髪だからビアンカでなくアレック?
強い騎士というだけでなく領民の気持ちもちゃんときけているザカリーと、足りないところがあっても前に突き進むビアンカ。
その2人のDNAをひく娘にも騎士として生きる術を授ける。
喜んで支えるヴァンサン、ロベル、ソヴール。
誰を護衛にするかの回が懐かしい。イボンヌの出逢いも変わっていたかも。
ビアンカは、アレックに贅沢させて甘えさせたりはしませんでしたね。強くたくましい子になるための訓練。
愛情はいっぱいでしたね。
愛情は商売に必要という訳ではありませんが、生きていくために絶対必要。
自分が生きるだけが目的だった最初の転生。
愛する夫、子ども、仲間、領地、領民、皆の幸せがないと生きる意味がないと気づいた。大切な人達のためにも生き返りたいと願ってからの奇跡。
足りないところがあっても、信じて前に進むことを読者に強く訴えかけた作品だと思いました。
愛情を食べて、与えて生きていく人々の幸せ大団円で、胸が熱くなりました。
ここで、教皇様(出身地はセブランじゃない)という細かい設定がでてくるなんて、すごすぎます。
将来のことを思案し、それでも自己を律するキャラ。
脇役も誰一人ぶれない。
そして、新婚さんいらっしゃい。
カトリーヌとマルソーの近況も良き。
からの!!え~!!今はすぐに読める時期ですが、毎週金曜更新時にリアタイしてた人は待ち遠しかったでしょうね。
一回めを読むと、2人ともじれったい。
一部完結してから二回めを読むと、2人ともそうなるよな~。
感情移入は、一部完結して二回め通読から。
小説は長いそうですが、すべて漫画にしてくれるのですよね?
となると、かなり長くなりそう。
素晴らしい回!良い意味でサプライズ。
とびきりの幸せを描くだけでなく、本当に細かい部分の描写まで緻密。
例えばビアンカはあのネックレス。
贈られた時の経緯を知り、つけた姿も以前知り、そして今回。あ、間違ってたらすみません。
前回からの光のきざはしが、ビアンカだけでなく一人ひとりにどのように影響するかが見ものでした。
執事ヴァンサンがこんなことを考えていたとは。話に人柄や生き方がにじみ出ています。
ジャンヌは主を守るためと言いつつ、言動がちょっとと思ってましたが、そういう見方もあるんだと思いました。
難しい決断を迫られるこういう回がお話に深みを与えています。素晴らしい!
結婚商売
110話
結婚商売(110)