5.0
そりゃ驚くわ
この作品の導入部分は、よくある『嫁き遅れ』の女性が陰口を散々叩かれどうのこうの…というものだったが、隣人がまさかの…!
期待値がとても大きい作品だし、ぜひ続きを読みたいと思う。
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34587位 ?
この作品の導入部分は、よくある『嫁き遅れ』の女性が陰口を散々叩かれどうのこうの…というものだったが、隣人がまさかの…!
期待値がとても大きい作品だし、ぜひ続きを読みたいと思う。
昔ならではの奥ゆかしさというか、現代にはあまり見られないような展開が魅力の作品だと思う。愛し合う二人の心の内は、今も昔も変わらない。そういう感じのとても良い作品だと思う。
奥手の男女が結ばれて、でも『営み』をまだ営めていない…。お互いに惹かれ合って結ばれて共に生きていれば、そういうことはお互いのタイミングで営めると思う。
大切なのは『営み』という行為ではなくて、お互いを思いやり大切に思う気持ちだから。
この作品は、切り口がとても新鮮で良いと思う。夫から裏切られていることに薄々気がついているものの、モヤモヤすることしかできないでいる妻が『愛妻弁当』を通して顔も知らないけれど自分の作った料理を美味しいと食べてくれる人と心を通わせ、恋に落ちてゆく。
最初は気味が悪いくらいのミステリかと思いきや、案外ほんわかで、その点もとても好き。
この作品は、とても深い。亡くなる原因を究明することで、その社会的背景が見えてくる。ルッキズム、女性の貧困、高齢化社会…。人の人生が終わるとき、周囲はその終わり方に何を見いだすのか。
この作品は、人生を終えた人たちがその最期に教える社会課題を、静かに伝えてくれる。
失恋から始まるこの手の物語にとても多い、結婚を考えていた彼氏の浮気現場を目撃してどうのこうの…というものではなく、すれ違いにすら気づかなかったのにいつの間にか大きく道が分かれていたことにお互い気がついてしまい破局する、という物語の導入部分がとても秀逸。
別れてしまう男性を悪く描かないところが、作者の人に対する優しい眼差しを伺わせる。
「いい年して実家暮らし」については、人それぞれ事情があるとしても、老いた母親に身の回りの世話をさせるみっともない姉と弟。
この大人2人の世話を文句も言わず焼いていた母親も、葬式のあと駆け落ちするくらいならこのバカな2人を自立させるべく身の回りのことくらい自分たちにやらせりゃいいのに。あらゆる意味でみっともない大人たちだ。
主人公の健闘を祈る。
主人公のポジティブさ、自己肯定感の高さはとても良いと思う。変に卑屈な人よりもずっと魅力的だし、この主人公は反省することもありさらにそれが魅力的だ。
泣く泣く別れた元カレと再会して恋心が再び揺れて…みたいな作品の登場人物はだいたい30代で、そういうのを読む度に、40代とかもう枯れてますよねー?恋とか恥ずかしいですよーみたいなことを言われているようで嫌ーな気持ちになったものだ。
この作品の登場人物たちも、もう年だし、バツイチだし…みたいな逡巡があるけれど別に年齢関係ないじゃんと思わせてくれるような展開だ。
最近はここまであからさまに他人のことを嘲るようなアホも減ってきたように思う。コンプラだハラスメントだと言われるのが嫌なので表に出しては言わないだろう。
だからこそ、作中では他人のことを嘲弄する輩のことを分かりやすく描写しているのだと思う。
とは言うものの、この作品が言いたいのはそこではない。
自分の着たいと思う服を着る、したいと思うメイクをする、食べたいと思うものを食べる…そうするのに相手の顔色をいちいち伺わなくてはならないこの世の中はどうかしていると言いたいのだろう。
他人が履く靴下一足にもケチをつけてしまうこの世の中は異様だと言いたいのだろう。
とても痛快で読んでいて楽しい。
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まさかな恋になりました。