5.0
絶妙な絵のタッチと心理描写
きよね駿先生の新作?
このなんともけだるそうな雰囲気の絵のタッチと、的を外さない心理描写がすごく好きで、
きよね駿先生の作品はいくつか読ませていただいてます。
ちょっと生き辛そうではあるけれど、自分を曲げない感じの主人公のキャラクターが良い感じです。
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30514位 ?
きよね駿先生の新作?
このなんともけだるそうな雰囲気の絵のタッチと、的を外さない心理描写がすごく好きで、
きよね駿先生の作品はいくつか読ませていただいてます。
ちょっと生き辛そうではあるけれど、自分を曲げない感じの主人公のキャラクターが良い感じです。
主人公の木絵ちゃんがもう、なんかピュアで素直で人間的にとてもです。
高台家の3兄弟も人の心(考え)が読めちゃう特殊能力に人生を翻弄されながらも
筋が通ってて、真っすぐで優しくて・・・
物語にしかありえないシチュエーションだけど、現実味は無視して楽しめる作品です。
軽度知的障害や発達障害、家庭の事情や親からのネグレクトetc…
様々な事情や背景を抱えて犯罪に手を染めてしまった少年少女の保護施設での話です。
社会がいわゆる標準的な成長を遂げられない子供たち、それから成長した大人たちに
適応できる環境を与えられなくても、人は生きていかなければならないし、
どんな事情があっても犯罪は犯罪だし、被害者にとっては加害者側の事情がどうであれ、
なかなか許すことなんてできないし…
それでも、そんな子供(少年少女)たちが罪を理解し自立してゆけるように助力する
六麦先生目線で物語が語られます。
島さんが元極道(やくざ?組員?)的な背景を持つバイト店員という設定で
繰り広げられるコンビニの日常ストーリーです。
現実にありそうな話の連続で、結構身を入れて読んじゃう感じですね。
島さんの思慮深さや温かさが心に染みます。
小玉ユキ先生って、Wikiとかで調べると作家活動の開始が2000年なんで、
この作品に描かれたような時代よりはもっと後の時代を生きている方だと思うんですよね。
にもかかわらず、この臨場感というか読者側も同時代を実体験しているような感覚になるのは、
ちょっと不思議な感覚ですね。
嫌味の無いストレートな作風とさわやかな風のような空気感はこの作家さんの持ち味だと思います。
二ノ宮先生の作品は、とにかく登場人物のキャラが濃い。
全体としてドタバタ喜劇風の展開ですが、それぞれの登場人物のそれぞれの背景、
それぞれの心情の流れ、それぞれの行動の起因する細やかな心情が随所に織り込まれてて、
心に染みます。
とにかく、勝幸には幸せになってほしい!
細かい描写や、演奏シーンとか曲の解釈等の音楽の専門知識に関する部分については
専門家やクラッシックの愛好家の方々には異論というか「なってない」的な意見が多い作品のようですが、
素人目線では、単純に楽しめます。
のだめの手が大きいってところは、ピアノをちょっとかじった者として
「やっぱり、そこ大事だよね~」と感じますし、割と細かいキャラ設定が面白いと思います。
絵はちょっと二ノ宮作品の中では雑な部類に入る回もあるかなと思います。
二ノ宮知子先生の作品って、登場人物のキャラが濃いですよね。
特に、主要登場人物のキャラが立ってる。
そのキャラクター設定だけでも結構物語を引っ張っちゃうところあるんですけど、
ふんだんにギャグというかドタバタというか、笑えるコンテンツを織り込みながら、
その一つ一つに無駄が無いというか、流れに掉さすところが無いというか、
作家の力量の高さが際立っている作品の一つだと思います。
傑作を生み続けている村上もとか先生の、作家として大飛躍された作品ですね。
とにかく画力もストーリーも、剣道漫画としてのリアリティも全てが秀逸です。
村上先生の作品の特徴は、根底に流れるヒューマニズムだと思います。
この作品も村上作品の例にもれず、
時にホロっとさせられ、時にクスっとさせられ、読後にうならされる、そんな作品だと思います。
不朽の名作ですよね。
その昔、連載の最後の方だけリアルタイムで読んでいた世代ですが、
ラストシーンの「真っ白な灰」になったジョーの1ページは当時、衝撃的でした。
主人公のジョー、主要な脇役である力石徹、白木葉子、丹下段平の他にもキャラが濃い魅力的な登場人物がたくさん登場します。
その人たち目線でのサイドストーリーとかあったら読んでみたいですね。
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寂しい女