5.0
一気に引き込まれる展開
出来過ぎ才女の主人公は皇太子妃になるべく、小さな頃から努力をしていましたが、冒頭皇太子から婚約解消を告げられ、その帰りに馬車の事故で亡くなります。
序盤、王太子目線、財産管理人目線、妹目線、父親目線の話しが続き、主人公ロロナの本当の姿、心の中が見えてきません。
自分より優秀なロロナに嫉妬する皇太子、
ロロナによって救われていた使用人たち、
皇太子に一目惚れをして、姉から奪うべく画策し事故死を喜ぶ妹、
愛娘を自分の持ち札としか思わない、娘の死で他の人の関心や同情をひこうとする父親…(びっくり)
なかなかヘビーな環境も、全て主人公は分かっていたのかもしれません。
顔の崩れた死体は本当にロロナなのだろうか?
ロロナは何を考えていたのだろうか?
続きがとても気になる作品です!
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私が死んで満足ですか? 疎まれた令嬢の死と、残された人々の破滅について