1.0
最後まで読んでの再評価
昭和の銀座?と思うような設定の古さもそれはそれで、絵の綺麗さとサクサク進むストーリーのテンポの良さで毎日続きが楽しみでしたが、後半に向かうにつれ桜子がネオン蝶として成長していく過程の描写がずっと薄いのは、ネオン蝶という女性を描いた作品ではなく、女性は男性に求められて喜ばせてもらうのが最高の幸せ、みたいな価値観を描いてるからなんだなーと気づきます。自分が期待したのはネオン蝶としての桜子の成長物語でしたが、ラストはあまりに呆気なく、え?作者さんはやけっぱちになっちゃったの?と驚いたくらいです。リアリティには欠けますがドラマティックにまとまっているので実写化には向いていそうですね。
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ネオン蝶