ふたまさんの投稿一覧

死役所

言葉が出ないくらいじわじわと重い何かが覆い被さるような読後感です。
良くも悪くも自分の中にある醜さや利己的な部分がどこかの話に重なったり、死んだ理由が辛過ぎて涙が出ましただけでは片付けられない重い何かに襲われます。
それは内省だったりストーリーが本当の出来事のように感じての悲しみやら弔いの思いだったり。
オムニバス形式でありながら死役所で働く登場人物のストーリーが絡まっていたり読み進めたくなる作品です。
あしたのわたし、の回は涙無くして読めません。
そして自らの子育てを反省ともっともっと甘やかしてあげればよかったと後悔に苛まれました。
気持ちの沈んでいる時に読むのはオススメしませんが読んでみる価値はあると思います。
きっと、考えさせられ、感情が揺さぶられるのではないかと思います。

18歳の嫁入り～旦那様は警察官～

体の線とか、んん？？という部分もありますが可愛いほのぼのなお話で気持ちよく読めました。
現実的には真面目なのに交番で告白とかいくら思いが溢れてもそこは抑えるだろ？とか日向子ちゃんもいきなり結婚て、とか違和感はありますが、漫画だもん！
読後嫌な気持ちにならず、可愛い素直な女の子の結婚を見守る近所のおばちゃん感覚で読めました。
単純にハッピーエンドな恋物語で楽しめました。

モンテ・クリスト伯爵

ドラマと、作者さんの絵が好きで無料分を読んでみました。
作者さんの他作品でのストーリー展開やテンポも好みなのでこちらも続きが読みたいです。
そして、あのストーリーをこの話数でどのようにまとめるのか、期待しつつポイントがあるときに少しずつ購入したい思います。

麒麟館グラフィティー

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こんな友情もあるんだな、と羨ましく思った作品です。
男が絡んで友情を第一に考えられる相手ってなかなかいない。
ヒロインの２人が対照的な性格なんだけど惹かれあって嫉妬もあって、でもお互いが大切で。
すごく素直な感情と登場人物のリアル感にまるで仲間のような感覚でハマります。
あきらかにDVな菊子夫婦だと思うけれど複雑にキャラが絡み合いながらもハッピーエンドになるのは素晴らしい。
宇佐美さんも段々と妙と関わりDVキャラから変わっていき、菊子は強くなり、人は変われるし真っ直ぐな思いはどんな形であれ伝わる、若さからの成長物語。
登場人物の誰かに自分が重なり自身もなんだか浄化されたような清々しい気持ちになります。
欲を言えば、思いが通じ合ってからの妙と宇佐美さんの様子や菊子達の様子をもう少したくさん見たかったな。

不浄を拭うひと

無料分しか読んでないないのですが、この方の絵は私はとても惹きつけられます。
多分大概の人は避けるであろう仕事を通じて感じた事、まつわること、ご本人の体質故に関わりが深くなるであろうエピソード、ポイントが貯まったらすぐ購入するであろう、期待するさくひんです。

プライド

懐かしい！
生粋のお嬢様と母との確執がある苦学生との戦いと生き方。
2人とも上を目指して、それぞれに苦難な道があり、でも進んで行く姿はかっこいい！
対極にある2人の絡み、また恋愛も交差してドキドキしながら引き込まれます。
ラストはやはりお嬢様に分があるけれど、こんな結末？とびっくり。
戦いながらお互いを認め合い、なんなら友情のようなものも芽生え、とても読み応えのある作品です。
神野さんラブ！

執事たちの沈黙

ありがちな世間知らずのお嬢様と裏の顔？がある執事の恋愛物語、という感じですが、テンポがいいのと執事のやさぐれ感、浮世離れした感じの展開が返って割り切って読めて楽しいです。
出来過ぎな展開もありかな、と思うくらいキャラクターが生き生きしてて、キュンキュンもあって、なんだかんだとハマってしまいました。
執事の振り回され感にきゅん（笑）
私には何度生まれ変わってもなり得ないであろうから乙女に戻って単純に胸キュンを楽しんでます。

失恋専門

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表題作と月に祈るを読みました。
どちらも女の子は一生懸命、よくない関係でも一途で早く引き返して、気づいてと思いながら読み進めました。
でも、関係性は違えどわかってても手を離すことができない気持ちがわかるだけに切ないです。
が、そこは漫画ならではの救世主がいるのが羨ましいです。
表題作は爽やかな前向きな感想。
月に祈るは前に向かえど切なくもあり、女の子はもしかして気づいてたのかな？とふと思いました。
男の子もいっそのこと告白していたら受け入れてもらえたんじゃ、、でも無理なのかな？と切なくなりました。