5.0
誕生から死まで、ちゃんと起承転結ある作品
この作品は全巻読むと1人の女性の
誕生から死までの壮大な物語と解る。
そして、良妻賢母の賢い女性の一生涯の物語。
そして、野獣をさばく主の物語であり、
互いの痛みを共有し、同時に死ぬ等、
切り離せない2つの魂の物語。
(ツイン・フレームの様な)
全巻読むのに4日掛かってしまった程
誕生から死まで、
・1つ1つの出来事に起承転結があり
・ちゃんと落とし所に収まり
・読み終わった後の疑問がほぼ感じられなかった
その点が爽快だった!!
唯一、腹違いの弟君の事だけもぅ少しだけ
知りたかったかな。
陛下は元より、後のお后様の本当の直近の人々は
皆人が良くその点も、この作品に愛情を抱け
安心して読めました。
後にお后様になった主人公がとても賢く、
痛快だった点もとても良かった!
後半、愛が深まる心情と同時に
愛の描写も具体的に描かれてくるし、
陛下以外の男性(親友国王)の男性としての好意は
やんわりかわしつつ、
愛しの陛下の嫉妬心を上手に立て、かつ
陛下の独占欲、征服欲を満たす事に
上手に活かしている展開は、
本当に賢くて見事だった。
- 10
太陽の主