3.0
顔に痣がある…今のこの時代でも、どんなに周りが気にしないと言おうとも、心に、そして態度に出てしまう差別を感じないことはないでしょう。
そんなことないよ、と口で言われても実際には触りたくもないだろうし、ましてや嫁になんて…という気持ちはあるのではないかと…。
人の内面を知り、そんなものに気にならないほど打ち解けたら話は別ですし、それから守っていくのは当たり前ですが、このお話の時代は大正。
ましてや女の子。
どんなにひどい目に遭ってきたかは火を見るより明らか。
そして結婚相手は目が悪い、弱視?でほとんど見えていない。
ある意味差別を受けないで生活することのほうが難しいような世界。
その中で主人公は心まっすぐに育っていることに驚きを隠せません。
どうか二人が幸せになりますように。
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朧の花嫁~かりそめの婚約は、青く、甘く~