5.0
評価低くて勿体無い!ペラい話ではないぞ?
だんだん評価が下がって来てて、居ても立っても居られずレビューします。
そう、、、最初はとっつきにくい人も居るのは、すごくよく分かります!
私もはじめは絵柄が独特だな、ヒーローあんまりかっこよくないな…と、あまり期待せずに読んでました。
でも、毎日読み進めるうちに、この独特な世界にどんどん引き込まれていきました。
ヒロインはただの無表情女ではないし、ヒーローもただの女たらしの粗暴な○ソ男ではない。そしてストーリーも、よくある冷徹公爵が主人公にほだされて真人間になって溺愛して終わり、みたいなペラいものではないんです!
ヒロインがなぜ無表情で無口なのか。
ヒーローの厭世的なポーカーフェイスの下に隠された真の意図は何か。
それが徐々に明らかになっていき、主人公たちが負うものの重さ、乗り越えるべきものの困難さが、読んでいる者の胸にも苦しくのしかかってきます。
主人公たちが戦う相手は、途方もなく大きな権力なんです。
奴○という、命を最も軽んじられた身分の主人公ダオンと、高貴な身分だが愛を知らないエクサー。
互いが互いの剣となり翼となり、全ての人の尊厳が守られる世界になるよう、その大きな権力に対してどのように立ち向かって行くか、、、
この作品は、そういう「伝えたいことがちゃんとある作品」だと思います!
もちろんエクサーとダオンの愛の駆け引きも、前半の大きな見せ場だと思いますが、そこはまだ物語の入り口に過ぎません。
骨太な物語が好きな方は、どうかそこで諦めずに、先を読まれることをおすすめしたいです。
最初は苦手だった絵も、読み進めるうちに、この作品の唯一無二の魅力として、大好きになりました。エクサーもダオンも、ほんとうに気高くステキな主人公ですよ!
完結まで目が離せない作品です!
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タランタランタラン~鳴り響く音にのせて~