3.0
粛々と終末期の患者さんと看護師さんとの話を
ちょっぴり覗かせていただいたような気分。
うちの両祖父母もこんな感じだったのかなと思って想像して見てしまう。
膵臓を悪化させてからの悪性リンパ腫、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、人工透析から悪化したり、腹水溜めて一気に亡くなってしまったり。
こんなふうに日常は流れていたのかな。
最後の方など病室にすら入ることを許されない状態だったので、子どもたちの写真を撮って渡してもらったりすることしか出来なかった。
それでもやっぱり時々夢枕に立つのだから不思議。
今でも思い出すのは、自分がまだまだ幼かった頃の姿ばかり。
こんな強くて素敵な看護婦さんたちに診てもらえていたらいいな。
ひとりひとりエピソードが違っていい。
もう記憶が定かではなくて、若かりし頃に戻って、奥さんだとは分かっていないけどもう一度奥さんを好きになって、プロポーズする話が好き。
なんか全部報われたような気がした。
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お別れホスピタル