いちごとあんこさんの投稿一覧

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評価4 31% 160
評価3 36% 185
評価2 12% 60
評価1 4% 22
21 - 30件目/全132件
  1. 評価:4.000 4.0

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    原作があります。サクッと読めます。

    入り婿の父、後妻の母、その母から生まれた妹、
    全員もれなくクソ。

    お決まりのまともに与えられない食事なのにそれは冷たく、温かいスープを美味しかったと述べる程。ジョエルはそこから少しずつ態度を軟化させる。
    毎日与えられる食事でもなく、隠れてこっそり残り物を食べて生きていたアリーチェが健康体の体型ではないことは明らかで、公爵家で湯浴みされたり、周りから愛されるようになっていくうちに少しずつ回復していく。

    公爵家の噂話を鵜呑みにした妹が結婚をアリーチェに押し付けたはずなのに、実際に会ったジョエルに横恋慕。本来嫁ぐはずだったのは私だとアリーチェにその立場をよこせと言い出す。
    そしてついに、姉を公爵家に嫁がせられないように傷物にして、妹の代わりにアリーチェに家を継がせ伯爵家を乗っ取る。そして公爵家には妹が嫁ぐため邪魔となったアリーチェを攫う。
    しかし、贈られた防御魔法付きのネックレスが作動したことで手も足も出せないことに。焦る一味たちをジョエルが颯爽と捕縛、アリーチェを救出。
    一連の罪を重ねた実家の家族は処刑されることに。

    感情を封印することに決めていたジョエルも、アリーチェとともに過ごすうちに感情が豊かになっていき、ついには告白。幸せな結婚式でラスト。

    でもこのラストに行き着くまでには、アリーチェに持っているとは知らなかった付与魔法や、妹には使えた加護魔法。ロヴァッティ伯爵との魔法のレッスンに、やはり惹かれる三角関係。亡くなっている実母のジョエルと一緒に参る墓参り。妹が姉を亡き者にしようとした瞬間に繰り出される予め用意された扇につけられた魔法と因果応報。
    ジョエルがラストに向かうにつれて過保護になっていきつつも、いざという時にはやっぱり助け出してくれるのがいい。基本的に実家の伯爵家の面々は、全員悪なのがわかりやすくていい。もれなく。
    ミリアムもそんなに犯罪してまで手に入れたいくらいジョエルが素敵なら、初めからアリーチェに押し付けたりしなきゃよかったのに。まぁ,すぐに実家に返品でしょうけど。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

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    原作があります。サクッと読めます。

    箱入り娘が夜会に出て、サクッとスパダリに確保されるシリーズを目にする機会が増えたけど、これもその王道を踏襲するストーリー。

    レオンがミドルネームだなんて知るかよ!っていう囲い込み結婚とは。元婚約者が浮気して婚約破棄をするためにレオンとともに見返してやるところはスカッとするかも。まさか宰相殿下とも知らず、親に驚愕されて初めて彼があの宰相殿下と知るクリスティーヌも凄いけど。
    そこからは実はヒロイン才色兼備で仕事をそつなくこなせる補佐官としての能力も努力の末、開花。
    仲間たちにも恵まれ、実は宰相夫人なのに男尊女卑な親にも内緒で補佐官の仕事を始めたので、地味なメイクに服装で仕事に邁進。仕事能力から仲間から推薦され、宰相室専任補佐官にまで昇進。
    夫である宰相殿下と仕事で接するうちに距離を縮められ、メイクも地味で眼鏡もかけてるヒロインが、実は妻であることを知らないはずの夫がヒロインに対して距離感バグってない?っていう接し方。
    夫に妻とも言えず、でも他の女性との距離感ももしかして同じように近いのでは?とモヤモヤしちゃうヒロインと、契約結婚だからと距離感掴めないふたりが激務をともに乗り越え、専任補佐官の位置にいる彼女を侮辱したり嫉妬する人たちまで現れ…

    って言う原作だったので、原作通りであればそう。本当に激務そうだけど本当に仲間内からも信頼され頼りにされ、眼鏡をかけて地味でも中から滲み出る知性と優しさから知らないうちにモテるヒロイン。レオン様から受ける嫉妬もまたかわいいので、じっくり時間かけて読んでいきたいかな。
    絵師さんが素敵な絵を描いてくださる方なので、安心してストーリーに没入できます。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

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    原作もサクッと読める良作なので良かったら。
    アーデン公爵って言うべき?ミハイルでいい?
    子犬だからミハイルかなって言いたくなる子犬感。

    あれだけ昔からずっとエレンティナしか見えていなかったら、彼女が婚約破棄したと聞いたらそりゃあ速攻申し込むよね。待たないよね。
    子どもの頃に二人が魔法陣を通して出会っていて、彼の変化の魔法をエレンティナがかけていた経緯がこれまた素敵で、ぜひその図を読んでみたい。
    無料分だけだとまだ公爵様の良さが伝わり切っていないけど、エレンティナと婚約したことによって、どんどん人間味が増してきて魅力が見えてくる。

    魔女であることから周りや家族に迷惑をかけてしまうことがわかっているからこそ、結婚に対して消極的だったエレンティナに対して、実は公爵様が魔女であるエレンティナと結婚しても問題にならない理由がわかってからまたふたりの関係性がいい。
    公爵様の方が年上のはずなのに子犬感が増すからかどんどん可愛く見えてきてしまう。
    子犬系の男性が好きな人にはいいのかも。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

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    原作があるのでそちらも良かったら。

    序盤はよくある虐げられる話。薬師として働いていたエスターは無実の罪をなすりつけられて逃げ出すように退職。親御さんに迷惑がかかることを是としない彼女は親とも離れ、国を追われるように逃げるうちに獣人に襲われ、間一髪のところをラヴィスによって助けられる。
    彼のもふもふ具合と懐の広さによって、周囲の人には離せない事情もラヴィスには話すことができた。もちろん彼は国王様なんだけど。

    薬師として迎えられるうちにラヴィスの人となりにも触れ、周囲の人たちとも馴染み、前任者が帰るまでの限定だった居場所が、エスターにとっても心地いいものとなっていく。でも前任者は突然帰還。
    それはラヴィスの失いゆく命を救うため。
    そのためには特殊な野草が必要なのだが、その薬草を持っているのが元カレしかなかった。ラヴィスを救うため、ラヴィスから離れ、彼の命を救う薬草を手に入れるために犠牲となろうとするが…

    という原作だったけど…
    どこまでコミカライズされるのかな。
    チョーカーをつけてあげるところがみたいかも。
    もう少し無料分増やしてくれないかな。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

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    黒崎さんの頭に耳が見えるわ…尻尾振ってない?

    小春ちゃんが大好きすぎて規模がデカい彼。
    やること為すこと小春ファースト。
    彼女の笑顔を守るため、彼女の幸せを作るため。
    その側に自分が誰よりもいられたら…って凄い。

    ビジュ良し、性格良し、お金の心配なし。
    未成年のお付き合いすることになるからって速攻で親御さんに交際の許可を得るために挨拶に来る。
    それでいて誰よりもピュア。小春ちゃんがピュアなのは年齢的なものと経験値のなさもあるだろうけど黒崎さんは引く手数多だったはずなのに、まったく擦れてない。全部初めてなムード。
    観覧車の中の初キスが物凄く絵になる。何なの彼。

    弟の周りは青臭くてガキくさいけど、それも彼なら全部取り払って守ってくれるんだろうな。不器用な所作だろうけどそれもまた絵になるんだろうな。
    小春ちゃん一筋ひたすら好きでいてくれる安心感がデカいからライバル出てきても鼻で笑える。

    いや、勝てないでしょあの好きな気持ち。

    • 1
  6. 評価:4.000 4.0

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    マルグリットの方が一枚上手なのよね。
    無自覚なんだけど我慢強く、切り替えも早くて。
    実家にいた頃が劣悪な家庭環境だったせいもあってアレに比べたらこんなもの、みたいな心待ち。

    ルシアンからすれば貴族令嬢に対する対応ではない使用人たちの立ち居振る舞いも、両家に絡んだこれまでのことを鑑みたらやむを得ないと思っていた。でも、マルグリットはド・ブロイ家のことを嫌っていないことがわかってくる。それなのに家族全員で彼女に嫌がらせをしている…彼女が王妃様に謁見時訴えれば自分たちが罰せられるところなのに、彼女自身はそれを訴えるような素振りすら見せない。
    では、自分たちはどうなんだ…?って省み始めたところで無料分は終了。

    原作があるのでそちらを読むのもおすすめ。
    割とサクッと読めるし、コミカライズも悪くない。絵柄は綺麗だし、マルグリットの魅力もわかるし。

    この後は妹がやはり王子にマルグリットがド・ブロイ家で酷い扱いを受けている、と嘯いて接近するも肩透かし、むしろ虚偽を上申したことで罪となり、父親共々罪を償わなくてはならない展開に。爵位や領地はマルグリットが継ぐこととなった。
    義母とも和解に転じ、丸く収まっていくハッピーエンドなのでご心配なく。

    割とマルグリットと仲良くなってからのルシアンが可愛かったので、そこまでコミカライズされたらいいなと願っている。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

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    ラズが欲しいな…一緒に出かけてみたい。

    リンと名乗ることになった優衣だけど、呼びやすいからか人柄が朗らかなせいか、あっという間にこの国や街に馴染めてよかった。エアハルトさんっていう善を集めたような人に出会えたのもラッキー。

    彼のおかげでパトロンにも出会えて、良いことずくめかと思いきや、やっぱりここは貴族だったわ。自分の得になる人は取り入れる。とことん。相手の都合に合わせると言いながら囲い込んで全部手に入れようとする。貴族のために尽力することができてあなたも幸せでしょ?みたいな雰囲気だ。ナチュラルに搾取していこうとするのをエアハルトさんが止めて諌めてくれたから良かったようなものの、この場にもし彼がいなかったらどうなっていたことか。

    従魔が増えて、大所帯になってからのラズがちょっと寂しそうなのが気になる。大勢で行動する時と、ラズとスミレだけ連れて行く時と分かれているからまだいいのかもしれないがちょっとなぁ。

    エアハルトさんとの両片思いみたいなものはほんのり穏やかに続いていくようなのだけど、リンがそこまで目立ったような恋愛一辺倒なストーリー展開ではないのが好感が持てる。
    彼女の能力はチートなんだけど、薬師としての誇りも見えるし。基本的に受け身なんだけど、やりたいことはきちんと行動する子だからかな。
    ただ課金するにしてもポイントが高い。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

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    ハリージュさん、うちの近衛騎士になって…
    いや、タルト・タタン持ってきてくれませんか?
    美味しい紅茶淹れますので!

    湖の庵にいる善き魔女・ロゼ。
    フードを目深に被り、レタスを主食とする自炊して食べても美味しくないと避けているうちに、食べることへの興味をもたなくなった魔女。祖母が亡くなってからひとりで魔女の仕事をこなしているロゼの庵に惚れ薬を注文するためにハリージュが来店。

    近衛騎士のハリージュ・アズムは惚れ薬の材料をロゼに届けるうちに彼女の人となりに触れていく。
    惚れ薬を完成させたことでハリージュが好きな人がいると誤解し、距離を取ろうとするロゼにもう一度惚れ薬を注文することで始まる物語。

    ハリージュがね、ロゼを懸命に口説く時に言うセリフがまたいいのよ。魔女だからハリージュに迷惑がかかることを懸念して、いろいろ言うんだけど。
    「魔女のロゼがいい」って言うのよ。
    「ロゼでいい」じゃなくて、「ロゼがいい」なの。
    彼女だから欲しいの。そこがたまらないわ。

    あと、ハリージュが放っておくとレタスしか食べない、いや、食べることもしないかもしれないロゼのために好きそうなものを籠に入れて持っていって、一緒に食べるところがあるんだけど、健気なのよ。初めはあまりの腕の細さを知ったハリージュが、ロゼに取り敢えず美味しい栄養のあるものを食べさせてあげなくては!っていう使命感からだったと思うけど、ロゼよりだいぶハリージュの方が惚れてるのが伝わってくるところが好き。
    それでいて必死なの。そこがまたいいのよ。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

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    もっとスピードアップしていただけませんの?
    ストーリー展開がなさすぎるし、モブだけ増える。攻略対象増やしたところで書き分けられる力があるわけでもなさそうですので、誰なのか悩む。

    ユリウス、レーネ、アーノルド、吉田。殿下。
    あとキャンキャン吠えてる義妹。
    このあたり抑えておくとテスト出ます。
    あとはもうモブ。わからなくなるからその場その場で?つけながら読むしかないわね。

    ちっとも謎が解けないままストーリーだけが駄々滑りしていくんですの。ユリウスってお兄ちゃんじゃないのよね?じゃあなんなのさ。義妹とも血が繋がっていないからこそ結婚迫ってくるんでしょ。
    じゃあレーナが転生する前に何やらかしたのよ。

    それもわからないまま、レベル上げには付き合ってくれるし、何かと全てにおいて助けてくれる。
    勿論他の男が近付くものなら払い除ける。
    吉田くん(仮)には払い除けるつもりはなさそうなんだけどそれはなぜなんだろう。彼だけ可能になる何かがあるはず。それも明らかにはされていない。レーネが周りの力を借りながら這い上がってきて、俯いてばかりで大した努力もしてこなかったはずのレーネが周りを巻き込んで好かれていく。
    義妹が焦るほどに。ユリウスはもうレーナしか見ていないことに気付いていないはずもない。

    レーネは転生前の記憶を取り戻したら?
    転生前の人格はどうなった?何をしでかした?
    ユリウスに何をした?どうしてレーネに執着を?
    もしも転生前のレーナが戻ってきたら?
    謎や伏線回収されないまま。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

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    えぇ〜?ちょっとここで終わっちゃうの?
    あの少しだけ見せて欲しいわー…

    って言いたくなる引きのラストでした。

    綺麗で完璧で隙のないキラキラしてるふたりなのに実態はやっぱり人は人。それぞれに悩んでることも苦しんでることも同じなのね。
    キスするだけで胸いっぱいになっちゃう恋をしたいヒロインと素敵な男性像を演じてしまっていつしか不全みたいなことになってしまったヒーロー。
    お互いの見せてこなかった素の自分を少しずつ見せていく事で近付いては離れていく距離。
    求められてきた他人から見えている自分ではなくて飾られていない自分でいられる人っていいよね。

    不器用ながら距離を一気に詰めて、お互い気持ちを打ち明けあった2人はこの先どんな素敵な表情を見せてくれるのかしら?

    • 1

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