Miya M.さんの投稿一覧

投稿
26
いいね獲得
19
評価5 54% 14
評価4 15% 4
評価3 23% 6
評価2 8% 2
評価1 0% 0
1 - 10件目/全12件
  1. 評価:5.000 5.0

    このお話はツッコミどころがあってもいいの

    良作、傑作は構成が緻密なのだけど。
    ツッコミどころがあろうが、多少構成が甘かろうが
    このお話はそれでいいのよ!っていう面白い作品というものがたまにあるものだ。
    このお話はまさにそれ。
    カーエル様が美しければそれでいいのよ。
    「え?美しいっていうより変な絵じゃない?」
    って思う方もいるかもしれないけれど。
    癖「がある」絵がらなのだが、癖「になる」絵がらなんだわ。
    この絵じゃないとこのお話の場合だめなんだわ。

    カーエル様の服が毎回楽しみで。
    ビジュアル系+パンク。で、背中をそう露出するかー、というのがいいです。
    (筋肉はもっと薄くても私はいいんだけど、ここは昨今の流行りなのかな)
    皇太子が出席する結婚式の衣装でも、新郎のカーエル様は鎖ジャラジャラとかすごくいいわ。

    縦読みマンガはーー稀なる良作はあるかもしれないので全部とは言わないように気をつけるがーー
    ほぼ、服装マナーとかテーブルセッティングとか、歴史知識・マナー関連は壊滅状態なんだから、
    もう、ある地域のある時代に近づけようとしないで
    いっそこの作品みたいな服のデザインにしてくれた方が、ずっといいわ。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    性格の書き分けができるってすごい

    レナはクラウスのことを、すてきすぎるから片思いしてるだけでいいの、と最初思っていますが、
    たまたま仕事上毎日会う関係になったら、ふたりとも、抜けてるところもありつつ誠実で自分の仕事においてできる人で、
    案外つりあってるの。穏やかに惹かれ合う関係に…。
    末の王子のリシャ―ル君が最も有能といわれてるのだけど、
    クラウスもまた有能な宰相、きょうだいの会話のなかで、確かにリシャールは子どものうちから老成してる。
    歴史的舞台風のお貴族様の物語って、主人公とくっつくのは国の中枢を担う人なので、超ハイスぺとして描かれる。
    このマンガのように、男主人公よりさらにいい資質を持った人がいて、男主人公もいい資質の持ち主、
    って人物の内面を描くことに優れている作家さんじゃないと書き分けられないと思う。
    それがここではちゃんと書き分けられてるの。
    山のようにある似た設定のマンガのなかで、すごく珍しいと思う。

    また、リシャールは優れているからこそ繊細さも持ち合わせていて、
    こういう人が傷を負わずに生き生きと自分を伸ばして生きていくためには、
    子ども時代に彼を愛してくれる親もしくは親代わりが必要なのね。
    その親代わりを主人公カップルがしてる。
    リシャールタイプの人物を主人公かその恋人にするマンガが多いと思うの。
    この点もこのマンガの際立っているところだと思う。

    似た話のなかでひとつ読むならこの作品って思った。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    堅実な作風

    よく、主人公が危機一髪となるとヒーローが助けてくれる物語があります。
    これはこれでヒーローがかっこよく見えていいのだけど、
    主人公があまりにも敵に対する備えをしてなかったり、助けられる力が自分にない事件にまで手を出して結局彼氏の力で解決したりということも起こりやすい。

    この作品の場合、主人公のリィーンは、危機が訪れたら、
    私のことを味方(少なくともその時点では彼氏じゃなく警備してくれてる公務員かつ心情的にお互いに友情がある人)が追跡可能か? ここからは味方が追跡できない建物だからこちらからの働きかけで自分の居場所を知らせられるか?
    ⋯⋯というように、緻密に対策を講じます。
    なんで女性主人公がこう振舞ってくれないんだろう!とストレス溜まってたところにこのマンガを読むと
    ああ、これよ、こういう主人公を待ってたのよ、とスッキリします。

    主人公をそういう人に設定する作家さんだから、他の部分も全体的にちゃんとしてます。良作。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    絵のセンスが好き

    ネタバレ レビューを表示する

    魔女っ子ものアニメを21世紀風にセンス良くした、みたいな感じの絵がかわいい。
    昔のヨーロッパ風が基調なんだけど、例えば8話のスタジアムでの観戦しながら食べる軽食が
    プラ容器に入ってて、センスがいいとそれに違和感がない。

    そのために他作品では気になるスリッパがこの作品では気にならないというかプラスポイントになってしまう。

    昔のヨーロッパ風異世界マンガで、よく主人公カップルが室内で、日本風のスリッパを履いてるのだが
    (韓国のマンガでも履いてるから日本と同じ形のスリッパが韓国でも一般的なのかしら?)、
    室内履きなら、男子はスリッポンタイプの形で布製のにするとか、女子はミュールにするとかじゃね?と思ってしまう。
    今でもかかとのついた室内履き売ってるし、少ないけれど、戦後日本の靴屋さんでだって、室内用としておリボンやポンポン付けたりかわいいデザインで形はミュールっていうの、全く販売されていないわけでもない。
    せっかくお城っぽいお家に住んでるのに、なんで日本風スリッパにするかね?とすごく気になってた。

    それがこの作品の場合、もこもこした黒いスリッパになってて、日本風スリッパなんだけどインテリアやザクロちゃんの寝巻きのデザインにあった、かわいいスリッパにしようという意識がちゃんと入ってるのよ。それならスリッパでいいんだわ。
    こういう細部がいいとストレスなく作品を楽しめる。細部ってすごく大切。

    登場人物の名前が植物名なのも、ださセンス良い! 植物名の音の響きと実際の植物の見た目や薬効(毒草だったり)と、登場人物の外見や性格とがすごく合ってる。

    あとひとつ気になったのはダチュラかな? あとちょっと賢くて攻略対象の一人とくっつくか、このスペックで平凡だけど頼りになる男の子とくっつくかどちらかで、幸せなので主人公のことが気にならなくなる、ってなればよかったのに。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    誤解は10話ほどで解けますのでご安心を

    ネタバレ レビューを表示する

     グレイスは(よく言えば)剣技に優れている(けれど悪者をやっつける現場は怖かった)ルーカスのことを怖がっているのに、グレイスのことを好いているルーカスは両思いかもと誤解してせまる。グレイスは実家でもひどい目に遭ってて、家も結婚相手候補の男性もどっちも怖い、というところから始まります。が、そこから二人が愛し合って結婚というハッピーエンドに向かうのがテーマのお話では実はないようで、サクサクともう10話あたりで実家とも離れられるし、二人はまったりと平和に幸せになっちゃいます。
     (グレイスは、暴力的な家族のために先端恐怖症になっていて、その心の病気を抱えながら福祉活動で実績を出し、知的職業に就いてる同性の友達も支援しーー友達はグレイスが実家から独立するための準備を手伝ってるーーという人。現代人なら、家族からの虐待がある家で土地の風習などで一人暮らしがすぐにはできないが、働いてて仕事能力の高い人って感じ)
     で、ルーカスとグレイスはサクッと夫婦に。そして⋯⋯。ここからがこのファンタジーマンガの始まりって感じです。ふたりの住む国には、建国にまつわる呪いを受けた王家とルーカスの家を含む古い幾つかの名門の家がある。何か、グレイスは呪いの問題を解決する能力を持っている?かもしれない? 物語の中心は、ルーカスグレイス夫妻と他の家々の人々が置かれている状況に移っていきます。今62話まで進んでいて、そこまでの感想を書いてますが、これからどうなってくかはまだ見えていません。
     ひどい子供時代から救われて旦那様とハッピーエンド!を楽しむというより、ファンタジー設定が好きでそこを楽しむ人向けの作品?かな? 主人公二人ともが、地に足のついた、誠実で問題に立ち向かう実行力のある人物です。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    ネームを非常に才能がある人が書いてる!

     恋愛部分は解決しているけど、事件部分とか主人公の「加護の能力」とかの部分はこれで伏線回収できてるのだろうか?とは思い、そういう場合は★4点にするのですが、ほかにすごくいいところがある作品なので★5です。
     マンガのネーム(つまり文章と科白)を書いているいる人がすごく日本語の才能があるの。普通ともいえるんだけど、鋭いとか博識とかな面が見えるタイプの物語じゃないから、でも普通ってのが意外にむずかしくて、たいていの作品におおよそはいいけどこの科白は違うんじゃない?ってところがちょっとはあるものなんだけど、この作品はそう、普通に自然でひっかかるところが無い。
     スミレ姫と3人の王子の言葉遣いに品格がある。お嬢様役割語(……ですわよ、等)を使っていなくて普通の現代口語なのだけど、ちゃんと姫。このタイプの姫って、悪い方向に庶民的になりすぎることが多いものだけど、そうなっていない。王子たちも、タイプの異なる3人の男子にそれぞれの性格がよく現れた話し言葉を当てていて、そうするとたいてい、だれかは話し方がラフすぎたり粗暴だったりするのだけど、3人とも、ちゃんと王子。全然上品さをねらってなくて、かわいらしい若々しい4人なのに、ちゃんと上品。だから★5にしたの。
     それから、王子が3人ともいい子で魅力が拮抗してる、3人ともスミレ姫との釣り合いがよく、だれが夫になっても、家庭内も国民も幸せになれそう。あきらかに一人と親密になったり二人は存在感あるけど途中から一人は空気みたいなことがないのも、作り手の才能だと思った。
     3人と婚約してるという設定にけっこうむりがあるからそういつまでも秘密のままひっぱれないのと、登場人物全員人間性も賢さもそなわってるのですれ違いがなくてひっぱれないためか、まあ話数が短いわな。そして、この人とハッピーエンドに決まってるというのは見えないので、最後まで読みました。最後はあっけなかったけど、課金分5話だし、結末まで読んでよかったわ。
     才能ある作者さんなので、他の仕事も読みたいです。これからもいい作品を書いてくださるのを楽しみにしています。

    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    とてもいいことを言ってる

    本格ファンタジー『狂犬が主に噛みついたら』と同じ作者さんを探して見つけました。主人公を育てた家族たちが、素敵です。人は、愛情を受けて育てば自分のことを好きになり、他者からの悪意ある言葉を気にしない強さを持つことができる。おじさんが教えてくれた、「自由とは、力をつけ今の自分なら家族が心配しないという自信ができてどこへでも出て行けるようになること」というのがすごい。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    食事シーンがストレスなく楽しめます

    絵も上手な人がさらっと描いてていいし、お話もおもしろい。それから、この作品でいいと思ったのは。他のめちゃコミックのマンガを最近たくさん読んでみて、食事の献立、テーブルセッティングなどがすごくへんなのが多いのね。日本の作家さんでもへんなこともある。異世界ファンタジーなら作者がその世界のプロトコールを発明してもいいのだけど既存の文化をまず調べてから独自性を出す方がいいよね。ストーリーが一定水準以上によければ食事シーンにはある程度目をつぶって読もうってなってたところ。中華ってこともあるかもしれないんだけど、この作品は食事シーンが多くかつ、へんなのに詳しく描写するみたいなこともなく、さらっとへんじゃなく描いてると思った。それだけで読んでてストレスが無いんだわ。主人公のひとりはお料理好きという設定だから、テーブルの上がへんだと他の部分が良くても読むのがつらいもの。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    イボールとシディス王子の人柄がポイント

     ヨーロッパ風異世界で、非業の死からの転生というお話がたくさんありすぎて、ついたくさんの作品の無料分を読んでしまい、さて課金して続きを読むか読まないかとなったときに、私の場合この作品は、読む!ほうに入りました。その理由は、イボールとシディスの人柄でした。
     シディスがお忍びでイボールの領地にやってくると、けっして豊かとはいえない土地なのですが、領主イボールが領民に優しく公正であるために領民たちがいきいきと暮らしていることに気づきます。自分の花嫁候補を観察するときにまずそこを見る王子って素敵じゃないですか。シディスの文系というか穏やかな感じがいいです。実際に会ったイボールは強く厳しい物言いをする貴族的な美女なんですが、王子に簡単になびかない一見きつい人が目下には優しく領地で慕われているのが、こちらも素敵。
     主人公カップルが尊敬できる賢い子という原作者さんだと、作者もまた力量がある人だろうから、よく構築された物語だろう、伏線の回収などもしっかり行われるだろうなあと予測し、それなら読み続けて損はなかろう、となります。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    文庫本長編小説として読みたい

    主人公が賢く高潔なお話はやっぱりいいです。じっくり読ませる作家さん。読み捨てにしていいような作品じゃない。短く切った一話一話に必ず盛り上がりポイントがあるわけではないので、より単純な話より人気が出にくいのじゃないかしら? きちんと物語世界が構築されているし、人物の気持ちの変化も描かれている。原作者が能力高い人だと思われるので、名前が残っていってほしいです。

    • 2

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています