4.0
無料分の72話迄しか読んでいませんが、個人的には好ましい雰囲気の作品です。
主人公は40歳シングル女性“小松くん”。
本格コーヒのカフェ店長で、企業の味を左右するほどの能力もキャリアもある。
それなりに恋愛経験はあるものの振られるか自然消滅しかなく、恋愛にはすっかり後ろ向きな姿勢を決め込み40歳の誕生日を期に、“お一人様人生”も予定している状態で故郷である地方への転勤が決まる。
この転勤先で若いイケメン著名シェフとの恋愛がスタートする、という正に御伽噺。
40歳で“お一人様人生”を覚悟するぐらいだから、シェフからのアプローチには疑心暗鬼しか抱かず拗らせまくる始末。
でもちゃんとイイ具合に結ばれます。
リアリティはありませんが、フンワリおしゃれな展開は恋物語としてハッピー感は十分です。
“小松くん”の同級生3人の女性の恋模様も同時展開するのですが、この3人の話の方がリアリティはあるのかな?
・裕福ながらも愛人に夫を奪われている二児の母“よっさん”。
・妻子ある男性との不倫関係を断ち難く、煩悶するシングル教員“大浦氏”。
・バツイチで職場の後継息子との再婚を狙うも、“小松くん”に思いを寄せる相手に奮闘する“黒岩嬢”。
と言う面々。
この3人に比べると“小松くん”の恋模様はいかにも絵空事。
ただ対比としては、結婚して家庭を築くことに人生の主眼を置いて生きて来た3人と、結婚を目的とせずに歩んできた“小松くん”という違いが彼女たちの世界の違いとしてあるように思います。
少女時代から積み重なった傷から、人に期待をせず諦め上手になってしまった“小松くん”に御伽噺が訪れて好かったなという段階です。
個人的には自身の幸せを“夫”という存在に委ねない“小松くん”、好きです。
これからは小鳥遊くんと幸福な時間を積み重ねてほしい。
泥臭いながらも意気地を見せる“黒岩嬢”にも、希望が見えて来た状態なので応援したくなります。
未だ100話以上続くのでどのような展開があるかは不明ですが、いつか全部読もうかな。
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初恋の世界