4.0
病むほど愛が重い…
公爵家の跡取りであるにも関わらず、自分の息子を継かせたい義母から殺されそうになったエティエン。
血のつながった弟を亡き者にされてしまった後、一人で過酷な逃亡生活を送り、金髪だった髪の色を染めて伯爵令嬢のシオアナの所で仕えるようになる。
身分を隠して生きるエティエンと、ギャンブルに手を染める兄から理不尽な暴言や暴力を受けるシオアナは愛し合うようになる。
兄の策略で決められた婚約者のノアから逃げる計画を立てるが…。
とにかく鬱々として暗いです!
そして登場人物の皆が病んでる!
だけど、ホラーと言っても違和感のないこの暗さが何故かクセになって面白い。
自分を慕う女性の精神も肉体も破滅させる兄、経験のない乙女に異常な執着を見せるノア、シオアナに怖いほど重すぎる愛情を抱くエティエン。
明るいお転婆娘というキャラであるシオアナさえも時々精神が壊れそうになっている。
話が進む中、これでもかというほど、辛い展開が続く。
ネタバレとして、シオアナとエティエンは最後には結ばれるらしいのですが、そこに至るまでのこの鬱々とした暗い話を読み進めるか迷いつつ、ドップリと沼りたい気もします。
-
0








奴隷公爵の愛は、優しくて執拗的だった