3.0
絵は可愛いけど文字数が多すぎて…
父子家庭で、転勤の多い父親の仕事のため転校を繰り返していたヒロインの穂高。
その父親が海外転勤になり、これ以上転校をしたくない穂高は、高校入学を機に社会人の兄と一緒に父から離れて暮らすことになる。
このお兄さんが穂高のお世話をする様子が母親の様で和みます。
過去に不登校になった事もある穂高と、隣に住む訳ありな感じもする同じ高校の早坂くんが、入学式の時にエレベーターに閉じ込められてしまった事がキッカケで穂高は早坂くんのことを好きになってしまう。
冷たい雰囲気でことばにトゲがある早坂くんだが、好きオーラを全面に出してくる穂高の事は何となく気になっている様子。
この早坂くんが、ツンデレで見せる優しがキュンとする。ヒロインよりも早坂くんがカッコよくて読み進めてる感じですね。
そしてヒロインの穂高ちゃん、可愛いのですがあまりにもドタバタパニックになりながら話すのが、心の声も含めてとにかく文字数が多くて読むのに疲れました。
コミュ障の自分を隠して、明るく振る舞おうとするのが痛々しくて、まず落ち着こう!と声を掛けたくなる。
なんだかんだで高校では、昔仲良かった二人の女友達と再会して恋を応援してくれる事になったり、早坂くんと因縁がありそうな穂高の元同級生の男の子が登場したりでこれから面白そうな感じではあります。
穂高ちゃんのバタバタ感が、恋の進展と共に落ち着いてくれると読みやすくなると思う。
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どうせ泣くなら恋がいい