3.0
面白いけど難解
時系列がややこしくて理解するのに苦労した。
日本で夫婦だったシエルと優(アイリン)は、エスパーとガイドの関係であった。
何故かその時のシエルは優に冷たかったが、シエルを愛する優はシエルを救う為に死んでしまう。
暫くして目が覚めた優はアイリンとして、優しい家族に囲まれたシュテルンという国の令嬢として転生していた。
一方のシエルは元々はこのシュテルンに住むエスパー。ガイドである聖女に日本には他にもガイドがいるので連れてくれば良いと騙されて二人で日本に行く。
ところが、シュテルンに帰るのは聖女の力がないと戻れず、日本政府に利用される中、自分にマッチするガイド優と出会い結婚(聖女はマッチ率が低くてシエルのガイドになれなかったらしい)。
優が死んでしまって絶望に苦しみ悲しむ中、再び日本に行く前の時間軸のシュテルンに戻っていた。
優はシエルから嫌われていたと思い込んでいたが、実は愛されていた様だ。シエルは優に会う前の時間軸に戻っていたが、再び日本に行って優とそのまま日本で暮らしたいとまで思っていた所に、この世界に転生した優(アイリン)と出会い、追い求めていく。
こんな所でしょうか?
優(アイリン)とシエル、それぞれの記憶している時間が違い、理解するのに苦労した…。
面白いし設定も練られているが、聖女やら詰め込み感満載で、時々前の方を読み返さないと忘れてしまう。
それとやはり、日本という設定に違和感を感じてしまう。
複雑なので読むなら一気に読むことをお勧めします。
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