きっと、一生懸命に貯めた大切な大切な全財産。
人のために使えるって、なかなか出来ることじゃない。
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きっと、一生懸命に貯めた大切な大切な全財産。
人のために使えるって、なかなか出来ることじゃない。
シャロン、初めてのお泊まり。
緑川くん、一晩とは言えよくシャロンを手放したね。
依存してるわけじゃないのか…?
これが本来の、手紙が届く以前のルートだね。
たったひとつのボタンの掛け違えから、悪い方へ悪い方へと向かっていく…
子供の浅知恵、可愛いな☆
さて、どっちに転ぶかな?
10歳はただの坊やでも、10年のキャリアと言ったらノウハウを会得するには十分過ぎる時間!
知性の海を泳ぐ少女、水を得た魚。
もしくはカラカラに乾き切っていた大地。
少しずつ解きほぐされた柔らかな土壌に今、種が撒かれ肥料が与えられた。ぐんぐんと目覚ましい成長を遂げるはず。
でもここから実りまでは、まだあと少し。
きっと途中には日照りや台風がやってくる。
乗り越えた先にはきっと、豊かな結実が待っていると期待してる。
ほんとね、先生。
何が…なのかな?
先に味方につけておくべき人がいるようだね、イル君。
詩を書いていたんだね。
眠れない夜に書いたとは思えない、なんて瑞々しい。
表紙絵にそそられなかったのと、先生と女子高生という構図からありきたりな学園ものか恋愛ものだろうと勝手に思い込んで、長く読むのを避けてきたことを今激しく後悔してる。
ここから挽回していこう。
先は長い。
ぼくらのじかん。
097話
第97話 なおやの場合3