かんぶりあきさんの投稿一覧

天使禁猟区

瞳が透明できれい

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物語の最初は現代の日本で、オカルト的な事件が連続していて、少しホラーのように感じました。物質界から旅立ってからは、登場人物が美形揃いになり、天使や悪魔の話が沢山出てきます。瞳が透明感があり綺麗です。主人公とその仲間だけでなく、他のたくさんの登場人物の視点と想いが折り重なって物語が進んでいきます。ハッピーエンドは少ないものの、悲しい出来事の中にも希望があります。当時のヴィジュアル系バンドを知っていると、モデルはあの人だなーと思えて、楽しいです。耽美な絵と、天使や悪魔の話しが好きな方におすすめです。因みに、今、続編が連載中です。アレクシエルとルシファーのラストが少し補完されていて嬉しかったです。

ベルサイユのばら

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目に星があって大きくて、昭和の少女マンガの代表のような作画で、読んだことはなくてもタイトルは知っている人が沢山いるであろう有名作品。原作よりも某歌劇団の舞台で先に知りました。だから、原作のマンガも、マリーアントワネットの悲劇であったとしてもキラキラしてフワフワしている感じなのかな、と勝手に思っていたのですが、実際に読むと伝染病の描写がおどろおどろしく、宮廷の中も禍々しく、全然フワフワしていなくてびっくりしました。歴史のことも革命軍のこともしっかり描いてあり、ずっしりと重量感のある作品でした。

お江戸はねむれない!―菊組天下御免―

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主人公が可愛い。残月が雪の中消えて行くシーンがすごく印象に残っています。和風な絵と、怪奇現象のシーンに、昔読んだ時は怖いような不思議な気持ちで読んでいました。切なくてしみじみする作品だと思います。

のだめカンタービレ

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のだめも他の登場人物も個性的で人間味があって、それを陰でコソコソ言って仲間はずれにするなどの陰険さがなくて、お互い腹を割って言い合っていて、なんだかんだで認め合っているので読んでいて元気になります。クラシック音楽はもともと好きでしたが、この作品のおかげでもっと身近に感じられるようになりました。

路地恋花

路地の長屋に住む比較的若い職人さん達のお話です。本の装丁もあわせて、素敵な作品なので、もし読んでみて気に入ったら書籍本体も手に取ってもらいたいです。ふんわりと空気も描いているような絵で何回読んでも飽きません。

赤ずきんチャチャ

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優しいギャグマンガで、学校生活や日常生活が舞台です。魔法使いやエスパーのいる世界の日常ですが。可愛いキャラクターなのに皆んな黒い面も持ってて、シュールで面白かったです。一応、少女マンガらしく恋愛模様も描かれています。アニメのように戦士にはなりません。

はいからさんが通る 新装版

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1番好きな少女マンガです。絵は昔の少女マンガだけど、話のテンポもいいし、濃いキャラクターが沢山いて、しっかり体型も顔も書き分けしてあって、ただ少女マンガしているだけじゃないところが楽しいです。いろいろな試練が紅緒を襲うけれど、時に真剣な、時にギャグ的な紅緒の強さで乗り越えていくので、痛快さもあります。ラリサさんは悲しい。紅緒を取り巻くイケメン達の後日談もあって、本編とは少し違う面も見られるかと。舞台は大正だけど、本筋に関係なくギャグのキャラが出てくるのも、そのネタは作者が執筆している当時のものというのも、昭和のマンガらしいなんでもあり感で懐かしいです。

おまけの小林クン

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転校生の小林くんと、もともとクラスにいた小林3人とのドタバタだけど心がじんわり暖かくなるお話です。クラスのみんなも暖かくて可愛いです。小林くんが現れて他の3人の小林の関係性が変わっていって、その小林3人が小林くんの力になる。作画が個性的ですが、私はこの漫画家さんらしくて好きです。今読んでも楽しめます。

天然素材でいこう。

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主人公と友達2人の恋愛のお話です。個人的に璃々子と三千院の話が好きです。高校生が恋愛を冷静に論理的に？思考しているのに、自分の感情や相手の行動はその思考のそとにあって、新しい気付きを与えられて、またお話が進んでいく。同じくらいの年齢で読んだ時はキラキラキュンキュンしない淡々とした絵柄とお話が新鮮でした。