雌だけど女じゃないさんの投稿一覧

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21 - 25件目/全25件
  1. 評価:4.000 4.0

    言わずと知れた有名作

    これこそが、かの上野樹里を有名にし、その役風から抜け出すのにかなりの苦労を強いた、あのドラマ・映画シリーズの原作である。
    主人公が"のだめ"こと野田恵なのかと思いきや、これは、彼女を客観的に見詰めるある若き秀才型音楽学生の、のだめを通して自身を見詰めてゆく人間成長物語である。
    あまりにも考え方や身の振り方の癖の強い人物たちがこれほどまでに雁首揃えておりながら、
    「これは見た目を変えただけで前に登場した○○と同じキャラクターなのでは?」
    と思わせることなくその数のキャラクターたちを各々に活き活きと描いていて、秀逸である。
    惜しむらくは、少女漫画や女性向漫画にありがちな、髪型や服装が同じになったら見分けられる自信がなくなるくらいに似通った顔がごろごろいる絵柄、というところだろうか。

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  2. 評価:4.000 4.0

    金田一節満載。

    個人的にはこの作家さんの独特の世界観というか、家族観が大好きである。
    そして、この作品では、それが割と炸裂していた気がする。
    この作家さんは"ハレのちグゥ"の頃から明るいノリとテンポでサラッと世間一般で見れば複雑すぎる家庭環境や家族の関係を描いていたと思うが、正直、それよりずっと新しいはずのこの作品でもそうなっているのが、個人的には嬉しい。
    世間一般の考え方の型に中指おっ立てることなく新しい形の家族の在り方を描き出してくれる、そのままの金田一先生でいてもらいたいものである。

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  3. 評価:4.000 4.0

    人間含めた動物のあれこれを色々学べる

    そのようなわけで、単純に動物好きなら、割と楽しめる場面の多い作品である。
    主人公含め作中には奇人変人が沢山出てくるのだが、かれらが自分たちの生い立ちや特技、特長などを様々に活かしたり活かせなくて苦しんだりしつつどこかしら泥臭く生きているところも、人間と言う動物を意識できてなかなか好感が持てる。

    ちなみに、主人公の岩城鉄生(イワシロ テッショウ)クンだが、これには前身になる同姓同名のキャラクターがいて、その彼は獣医さんではなくラッパーで、しかもその彼が登場する読み切り作品は獣医ドラマとは無関係のヒューマンドラマである。そちらも読んでみると、また、鉄生クンの人となりに更なる深味が見出だせるかも知れない。

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  4. 評価:4.000 4.0

    ふんわりした絵で重い題材

    コウノドリみたいな、産科や小児科など子供に関わる題材が取り上げられた作品が注目されることが増えてきたが、これもそのひとつだと思う。
    絵柄は優しくて明るい感じに見えるが、内容は結構残酷なものも描いていたりする。
    登場人物たちのこの題材になっている問題への向き合い方、葛藤、そういったものは、実話由来なのではないだろうか?
    読み応えは、間違いなく、あると思う。

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  5. 評価:4.000 4.0

    まだ途中までしか読んでないけれど

    まだ謎しかなかったのが少しずつ明かされてくるくらいのところまでしか読めてません。
    しかし、この不気味さ、嫌いじゃない。
    極限状態で、人間がどう動くのか……自分だったらどう動くのか。色々なタイプの人間が出てくるので、その人間模様だけでも個人的には面白いですね。

    また、絵が物凄く上手っていうわけではないように感じるけれど、それでも、この絵だからこの話が生々しく活きているように感じられます。

    グロが平気な人は、読んでみたら、色々な楽しみ方ができそうです。

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