4.0
絵柄が池田氏のものではない気がする…?
何れにしても、ベルばら本編では気になっていたのに語られなかった分をここに詰め込んでくれているので、本編のファンからしても面白いことこの上ないのではないだろうか。
そして、ここでもやはり、オスカルはイケメンなのである。
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5501位 ?
何れにしても、ベルばら本編では気になっていたのに語られなかった分をここに詰め込んでくれているので、本編のファンからしても面白いことこの上ないのではないだろうか。
そして、ここでもやはり、オスカルはイケメンなのである。
「女性性とはなんぞや」という疑問を一度でも持ったことがある人間には、共感したりしなかったりで色々と思い馳せやすい漫画だと思う。
フェミニズムの一側面を丸出しにした作品ではあるが、お陰で、女性の権利とか社会的(に求められがちな)役割とかそういったところに思うところがある人たちにはどこかで琴線に触れると思う。
ただし、描いている人の感覚が昭和なので、性を売り物にする人たちに対してやたらと風当たりが強いのが気になるところ。ああいうのもひとつの権利の持ち方として捉えたっていいと思うタイプの人間には、そこが少し不快かも知れない。
クリミナルマインドとかライ・トゥー・ミーとかのあのノリが好きな人は結構読んでいて楽しいんじゃないだろうか。
ただ、エキスパートたちがズバズバ切り込んでいくという感じではなく、特定のキャラクターを作中で掘り下げていく感じなので、そのキャラクターに興味を持てなければ詰む。
ヒロインがビジュアル的なポテンシャルが物凄く高いはずなのに全然女子女子していなくて、自然体で、イケメンにキャーキャーいわないタイプで、こういうタイプだからこそ共感しやすくなる、という読者は少なくなかったのではなかろうか?
しかもこのヒロイン、多分、身体が雌に生まれて女の戸籍を与えられたから性別を敢えて問われれば"女"と名乗るだけで、多分、自分のことを特に女とは認識していない感がある。Xジェンダーの性別に拘らない勢を見ているかのような面白さがある。
そのお陰でこの漫画の主題が無理なくでき上がっていく感じなのだが、そもそもその主題自体が無理のあるものなので、ヒロインがあっさりしていても古式ゆかしき少女漫画コメディにありがちな無理矢理な勢いを受け継いでいる部分もある気がする。
この作家さん、この作品に限ったことではないのかも知れないが、新しいジャンルの趣味に目覚めさせる系の作品が上手いのかも知れない。書道ネタの"とめはねッ!"も、そういう意味で大変面白かった。
ちなみに、この作品は、書道なんかやったことがない主人公が書道にハマっていく"とめはねッ!"とは違い、初めから主人公が柔道の結構な玄人だ。だが、試合解説の過程で柔道の面白さを教えてくれるような場面が沢山ある。柔道の素人でも充分入り込んでいきやすい形に仕上がっている気がする。
また、この人特有のノリの良いキャラクターたちによるムードメイキングも大変テンポが良くて面白い。ある意味で主人公が一番キャラが薄いはずなのに、その周りの濃い奴らが飽くまでも主人公をいじる立場でいてくれているお陰で、誰が主人公なのかを忘れずにいられるというか。あんな空間で部活動を楽しめたら、楽しいに違いない。
そして、甘酸っぱい恋愛模様も、主人公が無双しているわけでもなく、柔道という主題を邪魔しない見ていて微笑ましい程度なので、結構爽やかに楽しめる気がする。
犬を飼ったことがある人ならば、そして、その犬になぜか懐かれない家族を持ったことがある人ならば、思わずクスッと笑ってしまうかも知れない。
そうでなくとも、犬の習性をある程度理解している人なら、思わず笑ってしまうこと請け合いである。
主人公が、犬相手に本気になって気を揉んでいるシーンが幾度となくあるが、その理由を読んで知ってしまうと、人によっては大笑い不可避かも知れない。
だが、幸せな家族の形を見せ付けられている感じが嫌いな人は、このほのぼの加減には要注意である。
初めて友人女子に借りて読んだときには、絵柄が可愛らしすぎて(というより女性的すぎて)、オッサン脳の自分は取り残されそうに感じてしまっていた。
だが、キャラクターたちの表情に動きがあるし、主人公の持つ見た目のコンプレックスが自分の持つそれととても似ている感じがしたため、結構面白く読めてしまった。
比較的明るくて愉快な新撰組一同といった印象で描かれてはいるものの、それだけではないし、ギャグとシリアスとにきちんとした減り張りがあるため、飽きずに読めると思う。
これの続きともいえる作品こそがこのレビューのタイトルにもある作品なのだが、できたら是非そちらも併せて読んで頂きたい。こちらの作品にきっちりハマって頂き、主人公の成長を見守り隊に入隊してから、次をどうぞ。
また、ちなみに、こちらの作品は幕末~明治維新の辺りの歴史の動乱を楽しみたい人にはまだ生温いかも知れない。そういう人も、鐡の方まで読み進めたくなってから、次をどうぞ。
個人的に、とても実写化されて欲しい作品である。
金田一蓮十郎氏の作品には、"ハレのちグゥ"の時代から全般的に、根底に
「家族とはなんなのか」
「恋愛とはなんなのか」
といった主題があると思っている。
この作品についてもそこは同様で、中でも特にそういったテーマがわかりやすく表面化している方の作品に感じる。
そして、この作品には
「父親になることとは」
「母親になることとは」
「親であることとは」
という、性別により期待される家庭での役割の違いやなんやらも描かれていて、性別の悩みにとても深く関わった人生を送ってきた自分にはとても共感しやすい部分も多い。
もちろん、金田一蓮十郎氏の作品特有のテンポの良いギャグシーンもキレッキレで、そこも期待していいと思われる。
"おバカ"というのは人となりや頭脳の能力のことではなく行為のことなのだと腑に落ちる。
主人公のしんのすけ君というキャラクターは、ある意味で、大人ではないからこそ到達できる発想や行動の権化ともいえる。彼の行動に周りの大人たちは翻弄され、大人たる自分の有り様に、ときに疑問を抱き、ときにそれに囚われた自分に気付き、ときに大人であることを強制的にやめさせられるようにしてキレたり、結果的に一緒におバカをやることになったりする。
そういうものの見方をすれば、割と哲学的な作品なのかも知れない。
ちなみに、子育て中の人が思わず共感してしまうシーンも、絶対にあるはずだ。
これは、個人的にはとても気になっていた作品で、コンビニに単行本が並んでいるのをまとめて買ってしまおうか悩んで、金欠を理由にやめたものである。
主人公の少女は、ある意味で非常にマッドでマニアなヲタクで、作品タイトルで察することができる通り、推しは薬やその効力を有するあらゆるものである。
それなので、世間一般とは幾ばくか感覚がずれており、その世間一般の有り様をどこか冷めた目で見ている。我が道をひたすら邁進するタイプの、特に女性たちからは、とても共感しやすいタイプの主人公なのではないだろうか?
また、彼女の口から語られる、現代日本人からすれば意外なものに潜む意外な効力は、とても面白い知識でもある。
テンポ良く楽しめる作品ではないかと思う。
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ベルサイユのばら エピソード編