4.0
他人の不幸を見たいという深層心理にささる
絵がきれいなので、読んでいて心地よいです。
お話的には、「イケメンの旦那さんの裏の顔があるかも!何かとんでもないことをしていたのかも!全てが判明した時、妻の主人公はどうするのか」という王道な呼び込みから始まります。
20代から50代くらいの女性が密かに心のどこかに抱えている「他人の不幸は蜜の味」という深層心理に思いっきりささるな〜と思いました。
ただこの場合、最終的に主人公が思いっきり不幸のどん底にいったん落ちてから立ち上がっていくストーリーでないと、読者はスッキリした読後感を得られないんですよね…そこが哀しい。
最終的には、「なーんだ!!思ってたのと全然違うじゃん」みたいなかんじで、スッキリ度合いは今一歩なのですが、それを感じた時自分の性格の悪さ(というか深層心理の悪さ)が身に染みました…
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彼が遺した3つの嘘~私の知らない夫の顔~