4.0
あの頃
学生時代、同じ下宿の友人から借りて読みました。ボブマーレイ好きの私には、狩撫麻礼先生のちょっとだけのぞくレゲエ感に惹かれ読み進めてしまいました。何十年も経ってから谷口ジロー先生の名前を見つけ、驚きました。
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38404位 ?
学生時代、同じ下宿の友人から借りて読みました。ボブマーレイ好きの私には、狩撫麻礼先生のちょっとだけのぞくレゲエ感に惹かれ読み進めてしまいました。何十年も経ってから谷口ジロー先生の名前を見つけ、驚きました。
今だと色々言う人もいるかも知れませんが、初期の二ノ宮所長が得意とする(?)お酒ネタで、スカッとさせてくれる痛快で大好きな作品です。
4コマがギャグ漫画が、ライブシーンになる
と突然、音が聞こえる音楽コミックにかわる、ビックリしました。きくりさん、大好きです。
熱狂的なファンの方々には叱れるかもですが、二ノ宮所長は乙女なのか、あるいはファンの方々の幻想に応えようとしているのか、わかりませんが、どうでもいいくらい好きです。
作品の素晴らしさはもちろんですが、(ここだけ切り出すのも良くないが)イジメと戦うヒロインの姿に叩きのめされました。
ダイキチが残業のない部署への異動を願い出る場面、今では当たり前なのかもですが、こういう選択もある、素直に格好良いなと感じたことを思い出します。
所長を筆頭にめちゃくちゃな登場人物たち、どこまでが本当のことなのか、なんてどうでもよく面白くて何度も読み返しました。今のご時世では色々言われそうですが、ロックな所長が好きです。
テクニックや楽器の良し悪しに関係なく人の心に響く音楽ってどんななんだろう、と想像を見ながら読んでいました。和音とうたのそれぞれの物語が互いに影響しながら進む物語に惹かれました。
極めて言葉少ないが、極稀に心の熱が透けて見えた父。愚痴をこぼしながら子育てと家事をこなしつつも、時に大胆な行動をした母。二人を思い出しながら繰り返し読み返しています。
読んでいて音が聞こえてきた漫画はいくつかあるけれど、BECKもその一つ。加えて、初めて自分のギターを手に入れたときのワクワク、初めてのスタジオやライブのドキドキ、バンドメンバー全員の演奏がまとまっているときの無敵な感じ等、そうだよなぁと思いながらリアルタイムで読みました。
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青の戦士