5.0
世界で1番ピュアで美しいラブストーリー
単なるイケメンとのラブストーリーかと思いきや全然違いました。アニメは何回も見たし、原作も何度も読み返すほどハマってます。重めの社会問題を扱っているのに、暗さを感じない。心がきゅーっとなる場面もあるけど、お互いの前向きで明るい性格と愛が読者の心をじんわり温めます。読めば読むほど、登場人物の心情がより分かるし、考えさせられる。逸臣がなんてったってカッコ良すぎて、毎回キュンとなるし、くすっと笑える場面もあるし、感動します。
英語の題名がSign of affectionで、原題を生かしきれてないのでは?と思ってしまいましたが、最新の13巻まで読んでみて、題に納得しました。やっぱり作品で1番言いたいのは、愛の伝え方は言葉だけじゃない、ということなのでは、と思います。
また、逸臣の過去の経験や性格から、彼がなぜ雪に惹かれたのか納得できたことは、物語にのめり込んだ一つの要因かも。突然ハイスペックの完璧なイケメンが好きになってくれた夢物語ではなく、逸臣の過去が明かされていくうちに点が線でつながり、現実味を帯びたものになっていったのがよかった。
あと、手話や書き言葉で愛を伝えあうっていうことが、話すことよりも感動的でロマンチックに感じました。言葉にしにくいことも伝えられて、より愛が深まる感じが素敵です。
逸臣も雪も、お互いのおかげで世界を広げていけるんだなと思います。ほんとうに美しい話。ずっと2人を見ていたいから、連載できるだけ続いて欲しいです。
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ゆびさきと恋々