4.0
会話をしてみたらいい人だったみたいな感じ
政略結婚で最初はすれ違いの生活を送っていますが、パーティをきっかけに関係に変化が訪れます。今まですれ違いすぎて、お互いに悪い感情すらあまり抱いていなかった(あまり興味がない)ということかもしれませんが、基本的にどちらもいい人だからこそ関係が改善していくところが面白い作品です。
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政略結婚で最初はすれ違いの生活を送っていますが、パーティをきっかけに関係に変化が訪れます。今まですれ違いすぎて、お互いに悪い感情すらあまり抱いていなかった(あまり興味がない)ということかもしれませんが、基本的にどちらもいい人だからこそ関係が改善していくところが面白い作品です。
公爵は自分を怪物だと思っています(鏡に映る自分は怪物の姿)が、他の人にはただのイケメンにしか見えていない。安心して愛されてくださいという感じですね。自分の姿を見せないように寝室では目隠しをさせたりするのに、昼間は普通に見える状態で会ったりするので一貫性がないと言えばないですが、面白い作品です。
姉妹の中で武勇にステータスを振り切った令嬢が敵国の王子に嫁ぎに行く話です。王子にはすでに婚約者がいて、その婚約者も通う淑女学校に行くことになるのですが、学園ものとしての要素が多めで、自分ではなく相手を婚約破棄させるために動くという面白い作品です。いじめられっ子と仲良くなるのはお約束ですが、その令嬢もただ弱いだけではないところがポイントです。
アンソロジーなので、作品をたくさん読みたい時は重宝します。でも面白い話があると続きが見たくなったり、もっと深掘りして欲しかったりするのでもどかしいです。
色々事情はありますが、主人公が元カノに似ているという点から親近感のようなものを感じていて、健気に家事をする姿に絆されていきます。でも契約結婚だからお互いに気持ちを伝えられないというすれ違いがあって盛り上がります。
十六番目の王女であるビビアンの性格がよく、可愛いので応援したくなります。過去を体験したのではなく夢で見たという設定で未来を変えようと動きますが、王女になった経緯も気になるところです。
公爵は双子で、亡くなった兄の名前を名乗っているという双子ならではのおいしい展開です。二人がどのように仲良くなるのかが一番の見どころです。
ヒロインのマクシミリアンは、虐げられて卑屈になることが常となってしまいましたが、夫のリフタンはそれを知らず、裕福な暮らしをさせようとすれ違っている点がポイントです。夫婦仲はすぐ良くなりますが、お互いにまだ引け目のようなものを感じているので精神的に距離があり、リフタンの部下たちとの関係もまちまちといったところです。それがこれからどのように良くなっていくのかが見どころです。
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政略結婚のはずが、溺愛旦那様がご執心すぎて離婚を許してくれません