4.0
たぶん、運命だと思う
この絵の感じ、どこかで見たよね。
そう思って開いてみた。
同じ作者さんの「子供ができました」が好きで、
特に男性の顔、姿がカッコいい!
話の背景には母子家庭、貧困、ヤクザ、財閥、など
ダークな要素が多いけど、それを重くは描かずにたまに権三さんのようにクスリと笑えるキャラも出て来るので安心して下さい。
高校生時代に出会い孤独から唯一無二の存在にお互いに気づいたのに突然大河が行方を告げる事も出来ずに離れ離れになってしまう。
優希の心にあるのはいつも大河で忘れる事など出来ずに大人になっていた。
貧しく病人の母もいる優希の大学の費用と母の入院費を肩代わりしたのは財閥の役員でもある同級生の戸田洋平の母親で、その代わりだろうかその会社で働く事になる。
その洋平はコメ欄では人気が無いけれど私は嫌いではない。イケメンなのに偉ぶらず、高校生の時から一途に優希に想いを寄せながらも権力にものを言わせずに友人という関係を保っているのが涙ぐましい。それに自身の結婚について勝手に段取りする母親にたてついたりするところが私は好きだ。
そして31歳になり優希は出向先で大河と再会する。
大河の方は名前も偽り、隠れて生きてのし上がって来たが、元々ヤクザの息子という目で見られる自分に優希を巻き込むまいとシラを切るけれど、優希のグイ押しに根負けしてからは愛情が止まらない。
危険にも身を晒して飛び込む優希、心配しながらも
常に優希の安全を気遣い配慮する大河と手下の権三さん。優希への想いから大河への嫉妬に狂い出して行く洋平のこの先がどうなるか、注目したい。
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今は、黎明なだけ