この母親救いようが無い。とにかく逃げて関わらないのがいい。
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この母親救いようが無い。とにかく逃げて関わらないのがいい。
できる事とできない事をはっきり区別する姿勢いいと思う。加えてそれらを効率よく順序だてて行動に移す実行力は大したものだと思う。そういう行動力が依頼者を納得させるのだと思う。
政と皇后の過去の経緯は知る由もない。だが政を見ていれば生易しいものでなかったことだけはわかる。
そして今、その母からの申し出とは?一癖も二癖もある人であることはわかるが、その本心はわからない。
ことはそう簡単ではない。まさか皇后と当面の宿敵がいっしょに!いったいこれから何が始まるというのか?
そして、それは政にとって吉となるか凶となるか?
北部に来た時も不安だったが、今度は首都へ戻る不安が増してビビアンは心配で仕方ない。きっと想像もつかないことが起こって振り回されるかもしれないから。やっと平穏な生活を手に入れたのに平和は長くは続かない。
ただ心配なのはビビアンの体調だ。首都へ行かなければならないストレスか?或いはアンナから処方された頭痛薬の影響?
子供のことは二人の間で了解し、一件落着のように見えるが、ヒューの苦悩は続いている。ビビアンを愛するが故の苦しみと迷いは彼を苛む。そしてそれは無限に続く迷路のように彼を翻弄する。
皇帝崩御の知らせにより、舞台は首都へと移るようだ。また新たな問題が二人を襲うのだろうか?
ビビアンの判断と決断はあっぱれ!ヒューの心の負担を思いやり、今の二人にとってベストの決断だと思う。
むしろ彼の方が心配していたことが吹っ飛んで驚いているのが微笑しい。二人の絆は固く強い。
最後に彼はお前の好きにしろと。随分寛容になったものだ。二人の未来に幸あれと願う。
だからフィリップ爺さん、いい加減諦めろ、ばか。お前の出る幕は無い。
タラン公爵は誰がいようと完全お構いなし、でもケイトは驚きのあまり腰が抜けたでしょうね。彼のビビアンに対する溺愛ぶりが半端ないことを目の当たりにしたのですから。ケイトは二人の真実を知る数少ない目撃者になりました。
ビビアンが正直に話した時、自分が同席するなら会っても構わないという彼の決断をビビアンはどう感じたのでしょうか?
それでもビビアンは、彼の気持ちを思いやって主治医とは会わないかも?
ケイトは紹介されて出会った時からビビアンの理解者であり味方で最高の友人だから、ビビアンも心を許せる人。
でもケイトも突然、このような場面に遭遇すると、なにしろ相手がタラン公爵だから身の置き場がないだろう?
ビビアンの成長と賢さに乾杯!
はっきりと「私は会いません」と凛とした態度は立派!
夫の意志と思いを尊重した決断は妻の鏡!今はその時ではないと。
フィリップいい気味。
血の轍
032話
第24話 顔-2