バルトの中にクレアがどんどんしみ込んでいく感じだ。毛管現象のように、吸い上げるようにしみ込んでいくのを誰も止められない。貧しい平民のクレアが文字が読めるのは何故だろう。クレアの生い立ちもいずれ明らかになるのが楽しみだ。
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バルトの中にクレアがどんどんしみ込んでいく感じだ。毛管現象のように、吸い上げるようにしみ込んでいくのを誰も止められない。貧しい平民のクレアが文字が読めるのは何故だろう。クレアの生い立ちもいずれ明らかになるのが楽しみだ。
価値観の問題かもしれないが、クレアは自分が生き延びることを最優先しているのかもしれない。子供たちと叔母の衣食住が自分の貞操よりも大切なのではないか?それが厳しい自然と貧しさの中で生き抜く術なのだとしたら、それも逞しい女のしたたかさのように見える。
バルトは何故クレアを自分の傍に置きたいのか知りたいのだ。自分でもわからない心の中の感情が知りたくてたまらないらしい。それを知るのはクレアと対峙するしかない。乱暴なやり方しかできない不器用な方法で手探りで探しているように見える。貴族のバルトの常識と平民のクレアの常識は違うから、二人の間の誤解や勘違いはそう簡単には解決しないのが面白い。
主任は、わがままで偏食だけど仕事はできる人だ。個人的な趣味は別にして、こだわりがはっきりしているから、それが全面に出て成功する時と失敗する時があるかもしれない。でもウサギのココを可愛がっているのだから悪い人ではなさそうだ。
行きがかり上とはいえ悲しい運命だと思う。いったい何を守る為に多くの犠牲を払わなければならないのだろう。
勝ちの無い戦いで、負けることだけは許されない戦いをしろと言われているようなものだ。
パレサの戦いの始まりだ!まずは皇太子の意思確認から。さあ何て答えるかな?
ニュートラルなポーズを保ちつつ、パレサの味方してくれると思う。
ルイちゃん、迷ってるというよりも踏ん切りがつかないんだね。どうしたらいいかわからないのではなくて、思いっきり飛び込めないんだ。困ったねー!
何か悲劇が起きる前にどうすればいいのだろう。母親の暴走はもう止められないし、彼女には救いもないが、子供たちだけは傷つかないでほしいと願うばかりだ。
味方同志の熾烈な戦いって、信にとっては初めてかも?三者三様で物語としては面白いけど、結局のところ味方だから誰も傷ついてほしくはないが....
権力者に体を売る女と陰口を言われても耐えるのは子供たちを守りたいから?クレアの強さというかふてぶてしさにバルトも驚き、クレアの予想もしない言葉に動揺したのではないだろうか?こんな女は今まで会ったことがないと感じたのではないか?弱者の立場のクレアに潜む攻撃性を感じる。塔から見える夕日の美しさだけが救いのようだ。
アルタスの東風
009話
アルタスの東風(9)