4.0
しっかり言葉に出して伝えましょう。
主人公が気後れしてしまうのも仕方ない。
だって後宮に入ったときは特例で7歳だったんだもの。
でもさ、しっかり言葉にして伝えようよ完璧とされる王子様。
ちょっとした確認でなくなるはずのすれ違い。
それがあえて起こるのは、いろいろな思惑のある後宮だから。
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主人公が気後れしてしまうのも仕方ない。
だって後宮に入ったときは特例で7歳だったんだもの。
でもさ、しっかり言葉にして伝えようよ完璧とされる王子様。
ちょっとした確認でなくなるはずのすれ違い。
それがあえて起こるのは、いろいろな思惑のある後宮だから。
婚約破棄24時間前に乙女ベームの悪役令嬢と気づく。
絶体絶命と思いきや、金に人脈をフルに使って知恵を絞り「ざまあ」します。
しかし、同じ転生者の芋女は貴族の怖さを知らないのはともかく、彼女の周りの攻略対象「王子様とか」もポンコツなのはなぜでしょう。
とりあえず、内容がギュッと詰まって読み応えあります。
オヤジスキーな私には大好物な作品です。
執事もいい。ヒロインの父親は可憐?
何より、野獣のような振る舞いをする傷だらけの大男が字が綺麗でキスもまだなんて、たまりません。
テレビのドラマは雰囲気を壊していなかったな。セリフもそのままだった。
主人公の大学生は大学に通っている描写はほとんどなく、いろいろと巻き込まれます。
巻き込まれても、思ったこと、感じたことを全部言ってしまうので、巻き込んだ方も妙に彼の言葉に引き込まれてしまいます。
その言葉というのが、社会の常識とか一般的というか、常識と呼ばれるものを疑うことで、それが優しく、言葉に縛られていた人を解していきます。
「当たり前」に疑問を投げかけてくれます。
死を扱っていますが、その前の「身体」「生き方」などが淡々と語られています。
「女性の生き方」であり「女性の身体」であるのです。
少し重くなる内容を決して暗くなりすぎずに確かな知識をもって描かれています。
そして、最後はいつも飲みです。
楽しく飲んで一話が終わるのです。
転生して改心した悪役令嬢は頑張っているので、聖女の悪女具合が際立っています。
聖女として転移してきても、元の世界でも女性から嫌われるタイプです。
絵はとても綺麗で美形ぞろいなので読んでいて楽しいです。
「ざまあ」までは読んでいませんが、楽しみです。
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私、愛しの王太子様の側室辞めたいんです!