5.0
無事に没落できるか
逆ハーレムではなくて、ヒロインにはお相手が明確に示されていません。といいつつも、おそらくは執事と両片思いなんだろうな、という雰囲気は感じられるのですが、なにせ恋愛要素が薄いので、ラブストーリーというよりもヒロインの痛快ドタバタ劇を楽しむ作品だと思います。
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逆ハーレムではなくて、ヒロインにはお相手が明確に示されていません。といいつつも、おそらくは執事と両片思いなんだろうな、という雰囲気は感じられるのですが、なにせ恋愛要素が薄いので、ラブストーリーというよりもヒロインの痛快ドタバタ劇を楽しむ作品だと思います。
初期のヒーローが人として最低なので、途中で読むのをやめようかと思ったくらいでした。ヒーローは年齢も経歴も一切描かれておらず、家族はすごく良い人なのに何であんなに横柄キャラに育ったのか疑問が残りました。友人キャラと急にポッと出たキャラをくっつけるエピソードは作品を無理やり引き伸ばしているようで、不要なエピソードだと思いました。
ヒーローは昔からモテていたと思うのですが、過去にヒドイ女に騙されたとかそういうこともなく、元から女性を道具や駒としてしか見ていないような最低なクズ発言をするので、読者からの嫌われていそうだと思いました。ヒーローはヒロインを騙すより同じ結婚観の女性を探して(ヒーローの高スペックなら見つかるはず)結婚した方が良かったと思います。
当て馬の女教師がヒロインのことを邪魔と言って何か仕掛けてきそうな伏線を張っておきながら、結局何もなしで終わったり、色々裏設定とかやりたいことはあったんだろうけど、ページや話数の問題で描けなかったんだろうな…というのが伝わってくる作品です。
最後のまやこの話はいらないと思いました。まやこの話を入れるくらいなら、ヒロインたちのラブラブ生活を読みたかったです。2人は同棲しているのか、彼の仕事はどうなっているのか、次の仕事で遠くへ行ったりしないのか等、気になることは沢山あるので。
双子は赤ん坊の時に母親と別れているので、生みの母親に対する思い入れがなく、そのおかげで母親のようなヒロインをすぐに受け入れてくれたのだと思います。最後に双子の実の母親が出てきますが、生まれたての我が子の幸せと自分の幸せを天秤にかけ、自分の幸せをとった人なので母親としては最低だし、どのツラ下げて双子に会いに来たのか、そのメンタルが怖くて気持ち悪かったです。
ヒーローはヒロインと小学校が一緒だったと言っているのエスが、2人の出会いの回想シーンでは中学生になっていて、明らかに矛盾していました。ヒーローは中学校で転入してきたと言っていることから、おそらくそちらが正しいと思いますが、読んでいて混乱しました。結構重要なシーンなので、校正作業はしっかりやってもらいたいと思います。
元カレの素性を探偵に調査させていたことを知ってヒロインが激怒するのですが、なぜそこまで怒るのか分かりませんでした。元カレの事は旦那にとって愛する妻に横恋慕しているかもしれないし、昔の会社の因縁もあるしで要注意人物であって別にヒロインを信じていないという訳ではないのだから、調査してもおかしくないと思います。あと、旦那の事をいままで本性を隠していたと言って責めていますが、ヒロインも本性を隠していますし、人の事言えないでしょって思いました。
ヒロインが彼氏と喧嘩して、別れるという選択ではなく引っ越すという選択をしたのにまず驚きました。普通はそこで別れるか、もしくは彼氏に渡している合鍵没収だと思います。というか、引っ越すくらいなら合鍵を没収して、部屋に入れないようにすればそれで解決する気がするのですが…。
読み方によっては人生の生き方について深く考えることもできなくはないかも。狐の彼氏が結構酷くヒロインを裏切るので(ヒロインは彼が帰ってくるのを1年ちゃんと待ちましたが、彼は1年後に帰ってくるヒロインを待たずに別の女狐と子作りしている)、里を裏切るもの仕方がないと思いました。
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アルバート家の令嬢は没落をご所望です