5.0
名高い原作を確認できてまぁ良かった
ふぅんこれが映画化までされた名作のオリジナル版かぁ・・・という感じで読ませていただきました。主人公の変化は繊細に描かれていますね。
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97240位 ?
ふぅんこれが映画化までされた名作のオリジナル版かぁ・・・という感じで読ませていただきました。主人公の変化は繊細に描かれていますね。
病弱な姑に作って上げるお菓子が大正時代という設定ゆえか、作り方が丁寧に書かれていて、それだけで納得感を感じてしまいます。読んでいるだけでおいしそう感。
ストーリーのテンポが速く、飽きさせません。
主人公のお里帰りにクライマックスがきて、我を忘れました。
姉妹の出生の秘密や母親の過去にはちょっとびっくり。お父さんが残念すぎます。
若い男女が同棲してもムラムラしない仕組みにあまり説得力がなく、身勝手な偽装結婚もなんだかなーとは思いますが・・・女性向けにしては、キラキラやお星様が少なく、描線も図太くて独特です。表情で静止するコマが多いんですが、こういう運び方にハマるとしっかり楽しめます。
バトルシーンはほとんどありません。その代わり、各登場人物のキャラクターがていねいに描かれていて、その絡み合いが面白い。
主人公も地味な支援魔法の使い手。自身が派手な卓越した能力を持っているわけではありません。ひたすら温厚で他人を大事にする。その人柄で、魔物を次々に仲間にしてしまいます。
その仲間の力で境遇を乗り越えていきます。
こういうサクセスストーリー、心温まりますね。
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坂道のアポロン