5.0
かけ離れたお話のようで等身大
主人公は人里離れたところでひっそりと1人で暮らす魔女さん。そんな魔女さんがこっそり一人の男性に片想いをしているお話です。
魔女、ということからファンタジーの世界を連想させますが、この魔女さんはなんとも普通の女の子と等身大です。嘘をつけない不器用さ、散らかったお部屋におしゃれでない魔女の服。自分に自信も無いのだけれど、なんとか少しでも好きな人と一緒の時間を作ろうと小さな努力をしてみたりもする。
美人で仕事が出来て自信もあって…という女性は理想だし憧れるけれど、実際は、誰もがコンプレックスを持っていたりどこか自信が無くて、でも、好きな人にそっとときめいては心癒され元気を貰っていたりします。
この物語を見てほっとするのは、魔女さんの優しさや素直さ、そこにちゃんと魅力を感じて、自分も“このままで良いんだ。”と、穏やかな気持ちになれるからな気がします。
読むと本当に優しい気持ちになれます。そして、なんだか自分のことも好きになれるかもしれない。そんな素敵なストーリーです。
-
2
どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。