4.0
食はひとの気持ちを温め・繋いでいく。。
タイトルで内容に興味がわき、読んでみました。。
10代で弟子入りする世界の中で、家庭の味をお姉さんたちに作り提供することで共同生活の中でみんなの心を温めている、素朴な物語。舞妓さんになるために京都の屋形に弟子入りし、でも才能がないために帰される直前に倒れたまかないのおばちゃんの代わりにまかない役になったキヨちゃん。そのことはご実家は知っている筈。
たぶんキヨちゃんは事情あってご両親がいないっぽい(だからか?冒頭でおばあちゃんしか登場していない)し、どうやら「絶対舞妓になる!」っていう強い欲の願いも無さげな子だったから、特技も自然に活用しつつ屋形に残ってまかないになった流れもあるのでしょう、、。
でなければ、現代の通常では花街にあずけた子供が(向き不向きのせいで)舞妓さんになれない場合は親元に返すとTVで目にしたので。
自分は舞妓さんにはなれなくても荒むことなく、幼馴染のデビューが決まった時も心から喜んであげているのはキヨちゃんの性格の良さ。そして育ちの過程で食も通して優しい子になるように育てられたんだと思うな。
ほのぼのな物語。。
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舞妓さんちのまかないさん