さとの里さんの投稿一覧

悪女は変化する

正しい人が正しく評価される

正しい人が正しく評価されないモヤモヤ感は、悪役令嬢ものの共通点で、悪役令嬢の周りの人間はなんでこんなに視野が狭くて世間知らずの馬鹿ばかりなんだろ…といつも思います。
が、その馬鹿が馬鹿になった原因も解決して、世間知らずで身勝手な人には相応の結末が、正しい人が正しく幸せになる、読者も納得できる最後でした。

秘密 -トップ・シークレット-

死後の脳から記録された映像を呼び起こす。

誰もがひとつやふたつの秘密を抱えて生きていて、それを明かさないまま、明かされないまま、生を終える。
必死に守って死を迎えたのに、死後に脳を覗かれて、思いも想いも、全くの他人の目に晒されてしまうと言う、とても怖い話です。
犯罪捜査と言う前提ではあるけれど、自分が被害者になったとしても、はたしてそれを望むのか？

後宮も二度目なら ～白豚妃再来伝～

面白いのに残念

裏切られて過酷な境遇に落とされても、生来の優しや逞しさ、身につけた教養や経験で周りを巻き込んで、殺伐とした後宮を変えていく。
それが国の抱える大きな問題をも解決に導いて行く。
しかし主人公はそんな意図など全く無く、後宮から逃げ出すための画策が空回りして、本人の地位や評価が爆上がり。
そんなドツボにはまって行く様は、とてもよく練られていると思います。
残念なのが、少し画力や表現力不足な事。
イケメンはカッコ良く描かれていたけれど、後宮の貴妃たちに色気が感じられず、太監長などの普通のおじさんの描き方が残念で、物語の世界観が安っぽくかんじられる。

ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】

純愛です。

[ヤンデレ]とあるけど病的なヤンデレではなく、一途で純粋ゆえのヤンデレなので、不快な感じが全く無いヒーロー。人の為に努力を惜しまない、自分の犠牲を選んで石像になってしまった乙女。
そんな2人が長い年月を超えて結ばれる純愛。

極めた薬師は聖女の魔法にも負けません～コスパ悪いとパーティ追放されたけど、事実は逆だったようです～(コミック)

折角の原作が台無しに…

それぞれの逸話の発生から結果までのプロセスの表現が大雑把すぎて、
原作を読んだ人なら理解できるけど、漫画から入った人は何が起こっているのかわからないと思います。
絵もプロの域まで達していないようで、同人誌を読んでいるようです。
原作のファンとしては、とっても残念な漫画化です。
描いていく上で向上していってくれる事を願います。

一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる【分冊版】(コミック)

ハーレムって必要要素？

ファンタジー作品だから、恋愛もファンタジーで良いとは思うけど、主人公と絡むキャラクターが皆んな女性で、皆んな主人公を好きになるって、あまりにも非現実的すぎ。
勿論ファンタジーだから良いけど(2回目)、恋愛要素もファンタジーばかりだと、どうしてもモヤモヤする。
異世界ファンタジーって、どうしてハーレム化するんだろう？
女性関係以外は面白いのに。

青島くんはいじわる【フルカラー版】

青島くんなら！

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歳の離れた年上の女性って、若いうちは良いけど、40代50代になって体力や健康や色んな事がままならなくなって来る一方で、年下の男性は社会的にも精神的にも盛りを迎えてくる。そんな、おなじ歩調で盛衰を迎えられないもどかしさとか、先に老いていくコンプレックスとか不安とかも、青島くんなら、しれーっと解消してくれそう。
末永くお幸せに。

愛さないといわれましても ～元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる～(コミック)

ヒロインの可愛いさ…

ヒロインの顔や言動が幼すぎて、結婚とか、愛するとか愛されないとか、って話に最初は違和感があったけど、話が進むにてつれて、ヒロインの生立ちとか、能力とか、価値観とか硬派な人間性とのギャップで、凄く魅力的に見えてきた。

転生した異世界で家政婦になりました!

余計な事は考えないで、楽しく読める。

納得したとか、説得されたとか、同調できたとか、同情しちゃったとか、辛いとか、そういう面倒な感情を消費しないで楽しめます。
とはいえ、登場人物の背景などしっかり設定もされているようなので、ちょっとハラハラしたり応援したり、ほっとしたりできます。
展開もテンポ良く、サクサク読めます。

愛人は逃げる

いくら不器用でも…

公爵様、愛する女性の扱いを学ばなさすぎ。いくら不器用でも、もう少し成長して下さい。
主人公、もうちょっと頑張って逃げて‼︎