立場を入れ替えてレイリンを反省させる筈が、暴走モードに突入しちゃったよ。
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立場を入れ替えてレイリンを反省させる筈が、暴走モードに突入しちゃったよ。
トニージョン、「勘違いした」と自分で言っているのに、別の方向に更に勘違いして暴走してるぞ。自分がシャルルの顔を好きだから、シャルルもディーンの顔が好きなんだろう、と決め付けたんだろうけど、トニージョンの恋の定義が分からない。
母親に対しても、息子が美男子の方が嬉しいだろって、まさか、母親が自分に塩対応なのは顔が大した事ないからって解釈なのか? 息子にそう思われる母親も、それはそれで問題かもしれないけど、見ている限り、そこまで非道な母親とも思えず、「トニージョンがはずれちゃったのは、だからか」は若干違う気がする。
アンナちゃんの「はい、ケーキ、あ~ん」をディーンが受け入れたのか、地味に気になるぞ。アンナ、最初からディーンに懐いていたしな。でも目の前にはミーネもいるし、そっとフォークを受け取って、自分で食べるのが無難か。
でも、シャルルとの馴れ初めを思い出すと、ディーンって意外に押しに弱いのではないか、と思わなくもない。結局断り切れなくて、やむなく「あ~ん」してもらうディーンと、それを見てポカンとする面々を想像すると、かなり楽しい。
ワイゼンさん御一行が、殺し屋の仲介役から、殺し屋の一味になってるよ。
警戒心ゼロの「お茶でも」からの「恥知らず」。エドがいないから、代わりに俺が守ってやらないと、って、健気か。「パリ・コネクション」の「我慢」発言とか、ちょいちょい欲望を滲ませながらも、部屋には入らないディーンの紳士振りに泣けて来る。
未だに天使とか言われているシャルルだけど、読者目線だと既に充分ヤバイ奴になっていると思う。アレとかコレとか、他の面々は知らないから、しようがないけど。
インテリ同士の丁々発止の遣り取り。駄目だコイツら、早く何とかしないと(笑)。
依頼をする側も受ける側も、相手がどんな人間か知るべき、対面は基本、と言い、標的がどこにいるかも分からないなら話にならないと、曖昧な依頼は断るディーンが、ハミトの頼みなら人探しから始める。
前にロシアに行ったのは、ニコライがシャルルに会ってみたいと言ったからで、お前だから許したんだ、と全幅の信頼を示している。
シャルルがいなければ、ハミトもこの破格の待遇で妥協したんだろうけど、目の前に比較対象がいると、どうしてあそこにいるのは自分ではないのだろう、と思ってしまうのは無理ないのかもしれない。
正教会の方から返還要求するなら、あの学芸員をコロす必要なくないか? 何かの拍子にシャルルの名前を出されるのを警戒したか?
少し前まで、自分はディーンのお荷物だ、なんて言っていたシャルル。ニコライと、特にハミトの事が気に掛かるのは、恋愛問題もあるだろうけど、ディーンの役に立つ存在かどうか、という点も関わっているかもしれない。
シャルルは警官だった頃すら滅多に銃を撃たなかったのに、今は携帯すらしていない。自分の身を自分で守れないから、ディーンがコロしの仕事をする時は、後方待機するしかない。扶養家族みたいな今の状況は、確かに遣る瀬ないものがある。
道理で、頭痛の件がいつの間にか立ち消えになっている筈だ。ニコライとハミトが現れた事によって、気鬱どころのじゃなくなったからか。
ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
158話
五十話 玲琳、死を覚悟する(4)