主人公が見込んだのだから、あの新人に素養があったのは確かだろう。天才肌と言われる人のなかには、基礎ができないのに、いきなり応用ができるような人もいるから、彼女はその類だったのか、あるいは敢えてできない振りをしていたのか、そこがまず気になる。
いずれにせよ、新筆頭の方針に従えば、部下が疲労で倒れるのが先か、免疫の弱った人達が病で倒れるのが先か、という話で、良いことなんてなさそう。
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主人公が見込んだのだから、あの新人に素養があったのは確かだろう。天才肌と言われる人のなかには、基礎ができないのに、いきなり応用ができるような人もいるから、彼女はその類だったのか、あるいは敢えてできない振りをしていたのか、そこがまず気になる。
いずれにせよ、新筆頭の方針に従えば、部下が疲労で倒れるのが先か、免疫の弱った人達が病で倒れるのが先か、という話で、良いことなんてなさそう。
食生活を改善して、肌のお手入れしただけで治るような火傷だったわけですよね。
素人だからそこの程度が分からなかったにしてもーーそりゃ、顔の傷って結婚に差し支えたりはするだろうけど、実の娘をここまで嫌う母親というのも謎。そもそも、火箸で火傷というのも引っ掛かる。本人の過失なのか、あるいは妹の仕業なのかと、少し勘繰ってしまう。
嫌いなのはまあ良いとしても、人目を気にしようよ、この親子は。
聖女用の宿舎とかってないのかな、と最初から思っていたので、良かった、良かった。
いや、良かったんだけど、殿下はもう少し、柔らかい対応ができないものか。そうか、寂しいか、でも、どんなに仲の良い姉妹だって、いずれ結婚して離れ離れになるんだ、その練習だと思えば良い、とか適当に済ませて欲しかった。恨まれるのは主人公なのだから。
継母は主人公を糾弾できるなら何でも良い、父親は面倒事を回避できるなら何でも良い、という方向性の違いも明確になったところで、さて、家族関係はどうなるか。
妹は学園で何を学んでいるのか。学校とはいえ貴族社会の一部である以上、最下位爵位の男爵家なら、色々人に気を遣う筈なのに、どうしてこうなった。
髪で隠せる程度の火傷を醜いと言い立てている時点で認知が歪んでいるが、そんな醜い姉の生けた花が美しい筈がないって、どんな理屈だ。この家の人間には論理的思考というものがない。
代筆を頼んだ手紙の内容くらい、お父様も自分で把握してください。把握しないで手紙を送っているなら怠慢だし、把握した上で送っておいてあの態度なら論外。まずはその広い屋敷から引っ越せと言いたい。使用人を雇う金もないのに、食材を無駄にしないでよね、とも思う。
書類整理、手紙の代筆、庭の手入れ。どう考えてもメイドの領分じゃないし。この家、実は貧乏なの?
改革は粗方終わったから、フィリアはもう、いてもいなくても変わらないという事なのか。
完璧でなければいけないとの強迫観念から、仕事に手を抜くという事ができない部下に、加減というものを教えてやるのも上司(王族)の役目だろうに、マネジメント放棄するなよ。
あと、好意=恋愛感情とは限らない。ミアは承知しているのか、と問われて王子はムッとしているが、大事な事だぞ。
主人公とは初対面。妹とだって、会った事はない筈で、ニュースソースは友人の話のみ。その友人も、「いじめ」の現場は見ていない。
又聞きの、更に又聞きでしかないものを、さも事実のように語る王子。主人公にも事実確認を、と見せ掛けて、有罪だという前提付きでの尋問。
常に妹に告げ口されて、親に怒られるだけなのに、「いじめ」を続けるメリットなんて主人公には一切ない。自覚がないだけじゃないのか、って、いや、確かにそういう事もあるかもしれないが、正義感が強いというより、単に独善的なだけではないのか、この王子は。すぐに思い直してはくれたけど。
この人、もしここで主人公に出会わなければ、割とヤバイ人になっていたのではなかろうか。
思春期のオッサンが、小乙女の攻勢にタジタジ。この状態が1年。キッツイな。頑張れ。
オパールが男前過ぎて、いっそ泣けてくる。彼女がもっと単純で打算的だったら、無茶な遣り方で公爵領を手に入れる事もなかったし、名ばかりの結婚を続ける事もなかったし、改心した夫からの正式な婚姻の申し入れを断る事もなかったし、ようやく再会できた幼馴染みの求愛を拒む事もなかったのに。
落ちぶれ才女の幸福 陛下に棄てられたので、最愛の人を救いにいきます
007話
第3話(2)