見下されているというのは、結局、ルーシベルタの主観だよな。両親の愛を独占している義弟が気に入らないから見下すって、つまりは羨望の裏返しなわけで、その理屈を分かっているなら、「そうやって虚勢張ってないとやっていけないんだな、カワイソ~」となるのが普通の反応ではなかろうか。
ルーシベルタはアマリリスをただバカにしているだけで良いのに、 ここまで粘着するからには、「見下されている」と感じる何かしらの理由というか、劣等感みたいなものがあるんだろうな、この義弟には。「男に媚を売るしか能がない」というのが事実だとしても、あれだけ孤立無援な状況で、ともかくもハーベイの婚約者の地位をもぎ取ったのは、1つの手腕なわけだし。
義姉が王族の婚約者になった事も、実は他国の王族だった事も、両親が義姉に媚び出した事も、何一つ認めたくなくて、「生き別れの娘との感動の再会」に酔いしれている王に、その娘が如何に無価値な存在か嬉々として説明する現実逃避振りを見ていると、この義弟はどれだけ自分に自信がないのだろうと思ってしまう。両親が可愛がり過ぎた弊害だな。
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牢の中で目覚めた悪役令嬢は死にたくない~処刑を回避したら、待っていたのは溺愛でした~(コミック)
038話
第13話(2)