5.0
とにかくおもしろいです。
人一倍考え、話す整くんが周囲に影響を与えていったり、逆に与えられたり、その中でハッとさせられること多々あります。
私がいちばん響いたのは、「僕は子どもを持ったことはないですが、子どもだったことはあります。」という言葉です。みんな子どもだった経験はあるのに、親になった途端、自分が親からされて嫌だったことをしてしまう、してほしかったことを蔑ろにする。全ての親がそうだとは思いませんが、親になればわかる、と言われたことをわかるようになり、子どものときなぜ嫌だったのかを忘れてしまう。結局今の自分に都合良く解釈しているだけということだよなぁと感じました。
他にもたくさんハッとさせられ、考えさせられます。事件を解決していくのも楽しめる、奥の深い作品です。
-
0









ミステリと言う勿れ