5.0
私の中の最高傑作!
主人公の優希は高校時代に、同じクラスの大河に出会い、お互い好きになった。しかし大河は突然消え去った。
二人は十数年もの間、好きな気持ちを持ち続け、31歳になり偶然再会し恋心再燃。
優希は積極的に誘った。大河はヤバい仕事をしているため、優希と付き合えないと思い距離を置こうとする。しかし、我慢できずに優希の家に行ってしまう。
大河の「あの日、一人にして悪かったな」(17歳の突然の別れの事)に、優希は泣いた。キスの間、涙を流していた。私も一緒に泣けたー。
大河は精力的で、魅力的な男性だ。
優希を見つめる時には、包み込む優しい目をする。商談中はキリっとした目。怒りをぶつける相手を追い込む時には、獰猛な獣の目。
そんな大河に、私は惚れてしまった。
このカップルはそれぞれが自立していて、依存していないし強くて賢い。ハッピーエンドで私の気持ちも満たされた。
心情の描き方が素晴らしい。
物語も漫画的な部分は少しだけで、リアルに近くて気持ちが入り込めた。
会話の言葉選びも秀逸。読み終わって、映画を見たような気分だし、とにかく良すぎた。
満点!!
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4









今は、黎明なだけ