5.0
設定もストーリーも何もかも面白いです。
最近は何かとパターン化されたテンプレートの様なお話ばかりが流行していますが、これはオリジナリティーがあって続きが気になる様な感じでした。
-
0
11760位 ?
設定もストーリーも何もかも面白いです。
最近は何かとパターン化されたテンプレートの様なお話ばかりが流行していますが、これはオリジナリティーがあって続きが気になる様な感じでした。
ストーリーや絵柄にけっこうハードなシーンもありますが、人間の内面や心理が丁寧に描写されていて、時々凄く深い台詞などもあり、単なるファンタジーとして以上の面白さがありました。
柳沢教授も味があって素敵ですが、柳沢教授を囲む家族達も、一見平凡だけど教授の事をよく理解していて肝が座っている感じなのが味わい深かったです。
田中芳樹さんの作品はどれもそうですが、登場人物の口を借りて様々な世情に対するメッセージが籠められているので、色々味わい深く読む事が出来ます。
架空の国設定のお話だけれども、とてもリアリティーがあって、まるでどこかに実在した国のお話かの様に読めます。
ナルサスやダリューンの口を借りて、端々に作者の思想が反映されているのも深みがあって良かったです。
女子高生時代の人に噛み付いては変身していたハチャメチャな蘭世のイメージにどっぷり浸かって読むと、まるで別人の様に随分と落ち着いたなぁと思いますが、これはこれで面白いです。
昔、大好きでアニメも漫画も網羅していましたが、ただのラブラブなだけの少女と違って、噛みつくと相手に変身するという設定は、今改めて読んでみても面白いなぁと思います。
主人公の久能整は、一風変わった学生の様な設定で書かれていますが、言っている事が一々と筋が通っていて、既成の概念や常識に囚われず、自分で感じて考えた論理に基づいて行動しているのがとても共感出来ました。
優等生が実はヤンキーという設定はよくあるけど、ヤンキーが表の顔で裏で優等生やっているという設定は斬新で面白かったです。
そして、喧嘩は嫌いなのに目茶苦茶強いというのも良かったです。
勘違いコメディ面白かったです。
クライはハンターとしての才能には乏しかったけれども、詐欺師とかハッタリとかそっち方面の才能はずば抜けている様に感じました。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
原獣文書