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処刑されたヒロインが死に戻って同じ設定の人生をやり直す話はよくありますが、初っぱなからさっさと逃亡して冒険者達と旅をするという話は珍しくて面白かったです。
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11618位 ?
処刑されたヒロインが死に戻って同じ設定の人生をやり直す話はよくありますが、初っぱなからさっさと逃亡して冒険者達と旅をするという話は珍しくて面白かったです。
ストーリーも設定も凝っていて凄く面白かったですが、一番良かったのはヒロインのぶっ飛んだ性格です。
肝がすわっていてナルシストで、決して良い性格とは言い難いけれども、実はけっこう情がキメ細やかだったりします。
あと一年で死ぬという設定はシリアスだけど、メグが凄く前向きなのと、他の登場人物達も皆キャラが濃くしっかりしているので、色々な意味で 支えがきいていてシリアス感はありません。
要所要所でシリアスなシーンはありますが、嫌な気持ちにはならず、引き込まれます。
ストーリーはサクサクと進んで読みやすいです。
人物設定も、内面的な部分まで深く設定されている感じではなく、分かりやすく悪役、敵役という感じです。
とは言え、そういう役どころにしても、第一王子がマヌケ過ぎてこれが後継ぎではこの国の未来はないなと思いました。
普通のツッパリ漫画と違って、力が抜けすぎていて目茶苦茶面白いです。
とにかくコミカルで、イキったツッパリ達が次から次へとおちょくられていくのが爽快です。
少女漫画にしてはとてもハードな内容で面白かったです。
けっこう簡単に人が死んでいったり乱暴されたり、どちらかと言うと青年漫画っぽいですが、読みごたえはあります。
ちょっとお下品なな所も多いけど、目茶苦茶面白いです。
キャラ設定もしっかりしているし、ストーリーも臨場感があります。
地元が京都なので、とても馴染み深く読めました。
誇張が激しい様に見えて、実はけっこう京都の賢い大学にはこういう感じの人々が実在していそうで、ファンタジーながらリアリティーを感じました。
隣のダブルが何かいきなり最終話になったなと思ったら、今度はヒロインと相手役が入れ替わり視点を変えて続くというオチでした。
個人的には桜太の方が好きだったので、結末は少し残念だけど、隣のダブルの続きという意味では、ハッピーエンドかな。
この作品は、なかじ有紀さんのそれまでの作品に比べると、主人公達の年齢も高校生から大学生に上がって少し大人っぽく感じました。
作品のほのぼの雰囲気は相変わらずだけど、型通りの少女漫画設定だったそれまでとは違って、もう少しリアリティーを感じられる作品で面白かったです。
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騙され裏切られ処刑された私が……誰を信じられるというのでしょう?(コミック)