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始めはよくある魔法学校の学園ものかなと思って読んでいましたが、実は色々伏線があるようで、読んでいくうちに段々と面白くなって来ました。
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11763位 ?
始めはよくある魔法学校の学園ものかなと思って読んでいましたが、実は色々伏線があるようで、読んでいくうちに段々と面白くなって来ました。
子供の頃は、世界名作劇場アニメとかしか観ていなくて、ギャグ漫画の面白さをイマイチ理解出来ない子供でしたが、大人になって柔らかい頭で読んでみると、とても馬鹿馬鹿しくて面白いです。
最近雇ったメイドが怪しいと言って坊っちゃまは目茶苦茶怪しんでいますが、その実ベタぼれで、両親が亡くなってもメイドがいて本当に良かったねという感じのお話です。
ジャヒー様が、最初はただの極悪非道な魔王の側近という感じだったのに、段々と人間界にほだされて馴染んでいく感じが良かったです。
最初は説明が多く、時間が行ったり来たりするので入り込むのに時間がかかりましたが、段々と読み進めていくと色々分かって来て読み応えがありそうです。
この手の話は、悪役の令嬢やら親戚やらの意地悪や陰謀に腹が立ちすぎるので私は敬遠して来ましたが、クエスト対象だったので読んでみたら、次が気になって一気読みしてしまいました。
案の定腹立たしいシーンは多いですが、絵は美しく、二人も素敵なので、二人が、ハッピーエンドを迎える事だけを楽しみに読み進めたいと思います。
映画の方は、如何にもジブリ作品という感じで原作が第二の人生を歩んでいる感じでしたが、原作の方は生粋の少女漫画という感じで、ただただ二人の甘い初恋を楽しめる感じでした。
自分の恋愛を優先する為に小さな子供を置いて家を出て、趣味と恋愛と仕事を充実させた人生を謳歌する人生が平然と肯定されるという世界観は、日本人のモラルや価値観からするとちょっと受け入れ難い面もありますが、そういう価値観の世界観なのだと受け入れてしまえば、なかなかオシャレで味わい深い作品だと思います。
始めは、鷹央の口調とか態度があまりに偉そうで、いくら天才とは言え好きになれないキャラだなと思って読んでいましたが、段々と、鷹央の内面の正義感や不器用さが見えて来ると好感を持てる様になりました。
コミュ症の描写が凄くコミカルで、でもとても親近感が沸く感じで、クスッと笑いつつもホノボノとした気分で読めます。
ただの君が、ただの人設定ですが、実は凄く繊細で細やかな気遣いをしてくれる人なのもの良かったです。
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七つの魔剣が支配する