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昔懐かしく読みました。
今は、カッコをつける事がカッコ悪いみたいな価値観の時代で、こういう種類のハードボイルドのキャラは昭和の時代に絶滅してしまった気がしますが、ツッコミどころはあるものの、今読んでもやっぱりリョウはカッコいいなぁと思います。
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昔懐かしく読みました。
今は、カッコをつける事がカッコ悪いみたいな価値観の時代で、こういう種類のハードボイルドのキャラは昭和の時代に絶滅してしまった気がしますが、ツッコミどころはあるものの、今読んでもやっぱりリョウはカッコいいなぁと思います。
このお話自体はとても面白いです。
ただ、元々はオリジナルのシティーハンターの話が好きだったので、香が死んでしまっているという設定にショックを受けました。
オリジナルとは全く別物として読めば、そこは気にせず読めるかもしれません。
ロボットのミーナ目線で読めば、ロボットの恋愛を微笑ましく応援したい気持ちで読めますが、客観的に人間目線で読めば、やはり色々と疑問を感じる面はあります。
人間女性と上手くコミュニケーションを取れないタクマにとってミーナは、自分の理想が理想通りに動いてくれる最高の‘都合の良い存在’な訳ですから、それは好きになって当たり前、大事で当たり前でしょうけれども、都合の良い存在と愛を履き違えている感じがして、本当にそれで良いの?とは思います。
しかしこの作品においては、感情のないはずのミーナには感情めいたものが存在し、二人は相思相愛の様なので、まぁお互いが良ければそれで良いだろうという感じです。
あくまでも、漫画の中の架空設定ですから気軽に楽しもうかと。
設定はちょっと突飛な感じですが、ストーリー自体は、ほのぼのラブストーリーとホームドラマを掛け合わせた様な感じです。
始めは世間知で常識を知らないヒロインの態度が少し傲慢で鼻につく様にも感じられましたが、次第に主人公に影響されて変わっていく姿は微笑ましく感じました。
始めはなんだかおままごとみたいなお話だなと思ってあまり感情移入出来ませんでしたが、読み進めていくと、意外と主人公なりに筋の通った考えをしていたりして段々と面白くなっていきました。
能力がない故に、義家族や実の父親にまで虐げられるというよくあるシンデレラ設定は、物語を進めていく上でのただの記号的設定に過ぎないとは分かりつつも毎回気分の良いものではありません。
しかし、やはりシンデレラストーリーの様にヒロインがハッピーエンドに向かって浮かばれていくという過程は楽しめそうです。
ストーリー自体はよくある定番のストーリーなので、あとはそれを役者(キャラ)達がどう演じていくかで作品としての読み応えが左右されるだろうと思いました。
そういう観点では今の所、可もなく不可もなくという感じです。
全員とまぁまぁ良い雰囲気になっていって、最終的には誰と結ばれるのかなとずっと気になりながら読んでいましたが、結末を読んで、ああ成る程と凄く納得しました。
基本ストーリーは、ヒロインの成長物語ですが、数々の壁を孔明が次々に突破させてくれる様子が面白かったです。
実際にはそんなにうまく事は運ばないだろうけど、本当に孔明が現代にいたらどんなんだろうという興味はわきます。
始めはシ村さん、嫌な奴だなぁとか何か怖い話だなぁとか思って読んでましたが、読み進めていくとそうでもなく、実は凄く奥の深いお話でした。
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シティーハンター