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架空の国設定のお話だけれども、とてもリアリティーがあって、まるでどこかに実在した国のお話かの様に読めます。
ナルサスやダリューンの口を借りて、端々に作者の思想が反映されているのも深みがあって良かったです。
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架空の国設定のお話だけれども、とてもリアリティーがあって、まるでどこかに実在した国のお話かの様に読めます。
ナルサスやダリューンの口を借りて、端々に作者の思想が反映されているのも深みがあって良かったです。
女子高生時代の人に噛み付いては変身していたハチャメチャな蘭世のイメージにどっぷり浸かって読むと、まるで別人の様に随分と落ち着いたなぁと思いますが、これはこれで面白いです。
昔、大好きでアニメも漫画も網羅していましたが、ただのラブラブなだけの少女と違って、噛みつくと相手に変身するという設定は、今改めて読んでみても面白いなぁと思います。
主人公の久能整は、一風変わった学生の様な設定で書かれていますが、言っている事が一々と筋が通っていて、既成の概念や常識に囚われず、自分で感じて考えた論理に基づいて行動しているのがとても共感出来ました。
優等生が実はヤンキーという設定はよくあるけど、ヤンキーが表の顔で裏で優等生やっているという設定は斬新で面白かったです。
そして、喧嘩は嫌いなのに目茶苦茶強いというのも良かったです。
勘違いコメディ面白かったです。
クライはハンターとしての才能には乏しかったけれども、詐欺師とかハッタリとかそっち方面の才能はずば抜けている様に感じました。
よくある勘違いネタのやつですが、テンポが良く痛快なコメディです。
そして、ヒロインがとても可愛いです。
映画の方は、如何にもジブリ作品という感じで原作が第二の人生を歩んでいる感じでしたが、原作の方は生粋の少女漫画という感じで、ただただ二人の甘い初恋を楽しめる感じでした。
独特の世界観が面白いです。
13区それぞれの価値観も突拍子もない様でちゃんと理に叶っているというか。
作品全体としても、色々伏線がはられていて最後にはちゃんと綺麗い結び付き、なるほどという感じです。
自分の恋愛を優先する為に小さな子供を置いて家を出て、趣味と恋愛と仕事を充実させた人生を謳歌する人生が平然と肯定されるという世界観は、日本人のモラルや価値観からするとちょっと受け入れ難い面もありますが、そういう価値観の世界観なのだと受け入れてしまえば、なかなかオシャレで味わい深い作品だと思います。
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アルスラーン戦記