5.0
興味を惹かれます!
身体が弱く、幼い頃から両親と離れて療養生活をしている碧子。
碧子には身の回りの世話と護衛として、いつも側に瑛がいて、唯一の心許せる存在で…と、日々楽しく過ごしていたのに、碧子が実家から大学に通うことが決まり、瑛のお役目終了が近づきます。
瑛に側にいてほしいと願う碧子。
そんな時、実家が火事になり、両親が亡くなってしまう…。
このタイミングでの火事?
実家が燃えているのを見せないように、碧子を抱きしめる瑛の口元は笑っている?
最初はラブコメ風かと思いきや、すぐに不穏な空気に包まれて、読んでいるこちら側の興味を惹く展開です。
タイトルも、BLACKBIRDや青楼オペラとは違い、想像力を掻き立てます。
瑛が碧子に向けていたのは愛情か、狂気か?
それとも、碧子の存在が瑛にとっての甘い蜜か劇薬なのか…⁉︎
想像しながら読んでます。
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蜜と劇薬