5.0
終話まで一気読み。タイトルの印象とは別。
話に魅入られて終話まで一気に読んでしまいました。
愛人の子として生まれ、母も主人公スミカが幼い頃に亡くなり、父親は誰なのか聞いていた母の知人に連れられて名家の門をくぐり、DNA検査で親子と認定され、認知した父親は引き取り拒否。
分家の末端でたらい回しに。
幼少期から高校1年までのネグレクトの影響で物扱いに慣れていたスミカ。
末端親族で一人暮らし名門校の論理教師の昭明が引き取ることに。
昭明がスミカに衣食住を与えて人として扱い、マナーと勉学の必要性を伝え、スミカなりに理解し成長していく。
大人たちの言うがまま操り人形=物同然だったスミカが、昭明はじめ、佳き友人たちと出会い、人としての尊厳を取り戻していく作品。
昭明に恋してると気づき、夢も持てるようになって幸せを感じ始めたスミカに闇が襲い引きこもりになる。
ネグレクトだけかと思いきや、スミカが封印していた心の傷…性的虐待を受けていた記憶が蘇る。
自分は汚い。汚れた存在と感じたてしまったから。
昭明が書き留めていた日記のような詩。
昭明にも闇の時代があったが今は昭明の一部。
今は昔と違い、沢山の人が自分を支えてくれていると、闇から立ち上がり大人になっていくスミカ。そのスミカを見守る昭明たち。
ラストまでとても美しく描かれ何度も読み返す作品です。
私的には、結婚に至るまで。養子縁組に至った経緯等、番外編が読みたいです。
是非ラストまで読んでみて下さい。
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せんせいのお人形